


--テレビで毎日のように明るい笑顔を見せてくださるはしのさん。バラエティにドラマにと忙しい日々を送りつつ、ご自身のブログも楽しんでおられるそうですね。
はしのさん:ブログを始めてから、何か載せられるような楽しいことはないかと探すようになりました。探して見つからないときは、自分で何かに挑戦しちゃいます(笑)。おかげで楽しいことが増えました。ブログを見てくださる方のためにと思ってやったつもりなのに、自分のほうが楽しんでいますね。
--ブログの中で最も旬な話題はどのようなことですか。
はしのさん:お料理かな。30歳を過ぎてからお料理に目覚めて、いろいろ作っています。
--お得意のメニューを教えてください。
はしのさん:まだそれほど凝ったものには挑戦していなくて、豚肉と一緒にシメジやスライスしたタマネギ、水菜などを盛りつけて冷しゃぶを作ってみたり、暑くて食欲がないときには、納豆やヤマイモ、オクラなどのネバネバ系の食材を梅肉で和えてみたり…。
--おいしそう!野菜がたっぷりで、栄養バランスもよさそうですね。
はしのさん:自炊するときは野菜を多めに使うので、スーパーの野菜売り場で買い物をする機会が増えました。でも私の料理って男っぽいというか、あまり手がかかっていないものが多いですね(笑)。

--お料理はどなたかに習ったり、あるいは何かお手本にしたりしているものがあるのでしょうか。
はしのさん:お料理教室に通っているというわけではなくて、お仕事でご一緒した料理研究家の方に簡単な料理を教えていただくとか、雑誌や本を見たりしながら何とか作っています。わからないことがあると実家(鹿児島県)の母に教えてもらうことも多いですね。うちの母も料理が得意なほうじゃないので、「簡単に作れておいしい料理」のレパートリーが豊富なんです。子どものころ作ってくれたおかずを思い出して「あれ、けっこうおいしかったけど、どうやって作ればいいの」って電話で聞くこともあるし、母のほうも教えるのが楽しいみたいで、「今日はうちでこういうものを作ったけど、そっちでも作ってみたら」なんて連絡してきます。
--それは心強いですね。お母さんになら、いろいろなことを遠慮なく聞けますよね。
はしのさん:私は16歳のときに東京に出て母と離れて暮らしてきたので、一緒に台所に立つ機会がほとんどなかったんです。30代の今になってようやく料理を通して母との時間が持てるようになりました。離れているので隣で教えてもらうというわけにはいきませんが、携帯電話をフル活用して、連絡を取り合っています。メールを使えばこちらから出来上がった料理の写真を撮って送ることもできるし、向こうから材料の分量やレシピを書いて送ってもらうと文字として残るので、とても便利ですね。私よりも母のほうが使い慣れていて、若い子みたいに絵文字いっぱいのメールを送ってきます。
--鹿児島には黒豚とかサツマイモとか、いろいろおいしいものがありそうですね。鹿児島ならではのお料理なども、お母様から教えていただくのでしょうか。
はしのさん:母はもともと関東の生まれで結婚して鹿児島に移ったから、それほど鹿児島の郷土料理に詳しいわけではないんですね。どこにでもあるような食材で日常的なおかずを作るだけですが、それでも母の料理はとても懐かしくて、どんな高級料理よりもおいしい。私も鹿児島の甘いおしょうゆをわざわざ送ってもらって、母のレシピで煮物を作ってみるんですが、なかなか母と同じ味にはならないですね。鹿児島へ帰ったときは母の料理を食べて、幼なじみと遊んで、夜は兄と晩酌するのが楽しみなんです。私の場合、お仕事をする場所は東京で、安らげる場所として鹿児島があって、ちょうどバランスが取れているような感じですね。

--はしのさんは何がきっかけで「お料理を始めてみよう」と思われたのでしょうか。
はしのさん:三十代になって体型が気になってきたことかな。体重が増えたわけではないのですが、二の腕とかおなかの周りとか、「以前とは肉のつき方が違ってきたな」と思うようになりました。
--そうなるとやはり食べるものが気になりますよね。
はしのさん:そうですね。それまでは外食中心で、仕事先で用意されているお弁当やコンビニで出来合いのものを買って済ませてしまうことも多かったんですね。当然カロリーは高くなるし、野菜も不足しがちになるので、体型が崩れるばかりでなく、体にも良くないですよね。
--大きく体調を崩されたようなご経験はありますか。
はしのさん:私は子どものころから健康優良児で、入院するような大きな病気をしたことがないんですよ。だから体にも無頓着で、検診や人間ドックを一度も受けたことがありません。健康情報の番組の中で部分的に検査したことはありますが、特に深刻なことを言われたわけではなかったので、結局そのままにしてしまいました。最近はやはり体のことが気になるようになって、「何とか時間を作っていかなくちゃ」と思っています。
--ふだん風邪をひいたり、ちょっと具合が悪かったりというときには、病院には行きませんか。かかりつけのお医者さんとか。
はしのさん:かかりつけのお医者さんはいないですね。そもそも風邪で病院に行くようなことはなくて、買い薬で済ませてしまいます。葛根湯(かっこんとう)もよく使いますよ。葛根湯って漢方薬ですよね。
--はしのさんが薬局で購入した葛根湯は、OTC医薬品(一般用医薬品)の漢方薬ですね。OTC医薬品の葛根湯も含まれている生薬や成分は医療用の漢方薬と同じですが、自己管理のもとで服用しますから、有効成分が医療用漢方製剤の3分の2から2分の1の量に抑えられているものが多いようです。医療用の場合は、医師が診察の上で、個々の体質や症状にあった漢方薬を処方してもらえますよ。
はしのさん:漢方薬を病院で処方してもらえるんですか。
--はい。健康保険も使えますよ。風邪に効果がある漢方薬は葛根湯だけだと思われがちですが、たくさんの種類があって、体質や症状によっては葛根湯以外のものを使ったほうがいい場合もありますし、インフルエンザに適した漢方薬もあります。今度はぜひお医者さんに診てもらってくださいね。
はしのさん:私は漢方薬のことは詳しくなくて、風邪といえば葛根湯だと思い込んでいました。今度どこか具合が悪くなったら、病院に行って相談してみます。丈夫とはいいながら、鼻が弱くて朝、鼻水が止まらなかったり、ひどいドライアイだったり、実はちょこちょこ悪いところはあるんですよね。
--体調を崩してもすぐに回復するようなら問題ないことが多いのですが、病気になる一歩手前ということもあります。漢方ではその状態を「未病」と捉えて、本格的な病気に進んでしまう前に治療することもできます。女性に多い冷えを改善するような漢方薬もあるんですよ。
はしのさん:いつも元気で過ごしたいですよね。私も自分の健康状態を過信せずに体の声に耳を傾けて、早めに対処するように心がけます。

--運動も頑張っておられるそうですね。最近、水泳を始められたとか。
はしのさん:2週間ほど前からプールに通って、水泳を習っています。水の中で歩くだけでも運動になりますから、年齢に関係なくできますよね。おばあさんになっても無理なく続けられそうだし、私はカナヅチなので、泳げるようになりたかったんです。
--練習の成果はいかがですか。
はしのさん:努力の甲斐あって、先日なんと人生で初めて20メートルを泳ぎきりました!(笑)人目もはばからず「やった〜!!」って大喜びしちゃいましたね。
--たった2週間で泳げるようになるなんて素晴らしい。喜ぶはしのさんの姿が目に浮かびます。
はしのさん:確かに泳ぐことはできましたけど、実際はただ必死で水をかいている状態で、手も足も息継ぎもバラバラ。周りからは溺れているようにしか見えなかったみたいです。これからは距離を延ばしつつ、フォームにも気を配って「美しく」泳げるように、頑張ります。
--これから挑戦していきたいことはありますか。
はしのさん:お料理も水泳もできるようになると楽しいんですね。だから今の目標は、もっといろいろなことができる人になること。今までは仕事をこなすので精いっぱいだったんですが、これからは蓄えというか、引き出しを増やしたい。そのために本を読んだり、映画や舞台をいっぱい見たりして、幅広い知識を持ちたいですね。
--お忙しい中で時間を確保するのは大変でしょう。
はしのさん:移動の時間を上手に使うようにしています。いつもポータブルDVDプレーヤーを持ち歩いていて、東京から名古屋や大阪まで移動するときは、新幹線の中で映画のDVDを1本見るようにするとか…。意外に時間って捻り出せるものですよ。
--とても前向きな生き方ですね。漢方ビューの読者には、はしのさんと同世代の女性も数多くいらっしゃいます。みんなが元気が出るようなメッセージをお願いします。
はしのさん:仕事も趣味も楽しくないと続かないし、義務だと思うと苦しくなる。何ごとも頑張りすぎず、楽しみながらやることがたいせつだと思っています。楽しく過ごした30代が、充実した40代、50代へと自然につながっていくんじゃないかな。
--どうもありがとうございました。

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