


--人気モデルとして女性誌などで活躍中の道端さん。2人のお子さんを育てながら働くのは何かと大変かと思うのですが。
道端さん:確かに、働きながら子どもを育てるのはたいへんですね。働いて、帰りに保育園に子どもをお迎えに行って・・・。でも、そういう大変さって働くお母さんならみんな同じだと思うんですね。それを差し引いても、子どもを育てるという経験をさせてもらって、本当によかったなって思います。
--子育てを経験して、とくによかったと思うのはどんなところですか?
道端さん:子どもができる前は仕事中心でしたから、自分の生活を二の次にしていました。だから、食事も二の次。遅いランチをとった日はそのまま夜は食べなかったり、朝食を食べないで仕事に出かけたり、作っても余らせちゃうから外食ですませてしまったりという生活でしたね。子どもと一緒にいるようになってからは、食や健康のことをとても大切に思うようになり、体によいもの、自然なものを朝昼晩1日3食とるようになりました。食だけでなく、生活が全般にわたって規則正しくなりました。
--道端さんのお話を伺うと、子育てや仕事のストレスとは無縁のように思えます。
道端さん:私の場合、運動が趣味なので、カラダを動かす時間をとることでココロとカラダをリフレッシュさせています。子育てと仕事の両立がうまくできているとしたら、それが大きな理由かもしれません。
--気分転換する方法を持つって大事ですね。
道端さん:そうですね。私はカラダを動かすことが本当に大好きで、それができないとストレスになるほう(笑)。ですが、気分転換という意味なら運動でなくともいいと思います。友だちと会って話をしたり、ヘアサロンやショッピングに行ったりとか、そういう時間を持つことは大切です。

--道端さんは産後もスタイルを維持されていて、とてもうらやましいです。
道端さん:私自身は、出産してカラダのラインが丸くなるのは、決して悪いこととは思っていません。むしろそうしたカラダの変化をポジティブにとらえて、“女性らしいラインになったけれど、それが色っぽくてステキ”と思うくらいです。もちろん、皮膚のたるみは運動などで解消しなければなりませんが、少しくらい丸みを帯びたほうが、お母さんらしいですし。
--それでもやはりスタイルを気にされる女性は多いです。
道端さん:産後太りが気になる時期って、案外、出産して間もないときなんですよね。でも、出産して、授乳して、生理が来て、妊娠前のホルモン状態に戻るまでには、とても時間がかかります。考えてみたら、女性は10カ月かけて赤ちゃんを育み、お母さんになっていくわけです。それだけ時間を費やして変わっていったカラダなのだから、出産してすぐに体型を戻すことのほうが無理なんです。私は、産後2年間ぐらいは妊娠しているときと同じ状態だと思ってケアをしました。
--スタイルを取り戻すまで時間がかかりましたか?
道端さん:そうですね。私の場合は、子どもが寝ている間を見計らって、室内で軽くエクササイズをしたりして、少しずつ体型を戻しました。2年間ぐらいかかっても遅くありません。焦らないことです。
--体型を戻すには、やっぱり運動が必要ですか?
道端さん:必要ですね。妊娠中の10カ月は軽い運動しかできないので、その間に筋肉が落ちてしまいます。そうすると当然、基礎代謝も落ちます。基礎代謝が落ちているのに、食事は以前と同じようにしていたら、ダイエットできません。体調が悪いとか、ケガをしているとか、何らかの理由があって運動ができない方は別ですが、そうでない方なら運動で筋肉を付けたほうがいいですね。産後のたるみを解消するのにも効果的です。
--筋肉を付けて、基礎代謝を上げる。これがポイントですね。
道端さん:妊娠や出産をする・しないにかかわらず、大切なことです。20代、30代、40代では基礎代謝が違います。20代のころの体型に戻りたければ、20代の基礎代謝まで上げないといけません。実は、筋肉を付ける運動は代謝を上げるだけでなく、エイジングケアや美肌にもつながります。

--では具体的に、どんな運動法がお勧めでしょうか。
道端さん:周りには自宅でできる運動をよく勧めていますね。手軽ですし、空いた時間にできるので。私が実際にやっていたのは、NHKでやっているラジオ体操のテレビ版「テレビ体操(番組名は「みんなの体操」)」です。朝の6時半ぐらいから始まるので、子どもが寝ているときにできますし、目も覚めて頭がスッキリします。それに、真剣にやるとけっこう汗をかくんです。以前、スポーツトレーナーの方に、このテレビ体操の話をしましたが、「あれは理に適っている運動」とおっしゃっていました。
--テレビ体操ですか!? 意外な答えです(笑)。
道端さん:意外ですが、とてもいい運動なんですよ(笑)。もちろん、このほかにもヨガやエクササイズDVDなどもありますよね。そういったものを利用するのもいいと思います。私もいくつか買って、家でよくやっていました。実は、私もDVD付きのムック『道端カレンのクーガーBODYメソッド』を出しました。「カポエィラ」というブラジルの格闘技の動きを応用したもので、結構、効果的です。あ、宣伝しちゃいましたね(笑)
--もちろん、知っています! 漢方ビューのスタッフが持っていました。
道端さん:本当ですか、ありがとうございます! いずれにしても、運動はしたほうがいいです。汗をかくとカラダがスッキリしますし、その時間だけはほかのことを忘れて自分に集中できるので、頭の切り替えになり、メリハリもつきます。私が運動好きだからというわけではなく、いいことがたくさんあります。

--ところで道端さんは、漢方薬を飲んだことがありますか?
道端さん:以前、病院で葛根湯(かっこんとう)を処方していただいたことがあります。子どもが体調を崩したときにも小児科で処方してもらって飲ませたこともあります。
--お子さんは漢方薬の味や、匂いは大丈夫でしたか?
道端さん:そのときは、お医者さんに飲み方についてアドバイスを受けました。ヨーグルトだったか、アイスクリームだったか、そういう甘いものに混ぜたら、まったく気にせず飲んでくれました。
--そもそも、道端さんの漢方薬に対するイメージはどういうものですか?
道端さん:自然治癒力を高めながら治していくというイメージがあります。病気とうまく向き合っていく。そういう考え方はとても共感できます。漢方薬にはとても興味がありますね。
--道端さんの考えと通じるものがあるのかもしれません。漢方薬で改善したい不調などはありますか?
道端さん:実をいうと、花粉症で毎年つらい思いをしているので、一度、漢方薬を試してみたいと思っています。
--花粉症は症状が出る前に病院で診てもらうのがポイントです。
道端さん:そうなんですか! 私は1月ぐらいから症状が出てしまうので、その前に行ってみようと思います。
--最後に、漢方ビューの読者にひと言メッセージをお願いします。
道端さん:私も、子どもができるまではいろいろと不安でした。でも、いまはこんなに幸せなことってあるんだと毎日感じています。子どもを見ていると「成長しているな」って、頼もしく思うのですが、実は成長させてもらっているのは自分なんですよね。人生観や健康観を含め、自分が子どものおかげで変わったことを実感します。もし、お子さんを産むのを躊躇されている方がいたら、ぜひ、前向きに考えてみてほしいですね。

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