GUEST:竹内海南江 旅先では漢方薬が活躍してくれています。|漢方の正しい知識や漢方の魅力をご紹介いたします|漢方ビュー

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竹内海南江(たけうち・かなえ)
PROFILE
竹内海南江(たけうち・かなえ)
「世界ふしぎ発見!」(TBS系)の、ミステリーハンターとして20年、世界97カ国以上をレポート。
現在もメインレポーターとして1年のうち半分近くは旅に出る生活を続けている。CM、文筆業、講演またトラベルリュック「カナナプロジェクト」や帽子の企画プロデュースなど、多岐にわたって活躍中。
主な著書にエッセイ『お姫さまと山男』『おしりのしっぽ』(集英社be文庫)、小説『アフリカの女』『うたかたの月』(幻冬舎)等。
公式HPは『かなな共和国』 http://www.kanana.com/

20年間で97カ国を取材しました

--「世界ふしぎ発見(TBS系)」のレポーターとしておなじみの竹内海南江さん。20年も続く人気番組ですが、これまで何カ国をまわられたのでしょうか。

竹内さん:いつの間にか20年経ってしまったという感じですね。国というのか地域というのか数え方がむずかしいところもありますが、20年で97カ国をまわりました。何回か訪ねた国もあります。

--お茶の間の私たちは1時間ほどにまとめられた番組を見ていますが、実際の収録には多くの時間がかかっているのでしょうね。

竹内さん:国やテーマによって多少の差はありますが、毎月1回海外に出かけ、2週間ほど現地に滞在して収録しています。1年のうち半分は海外、残りの半分は国内で過ごすというサイクルですね。海外に滞在するといってもお仕事なのでやることがいっぱいあって、あわただしく毎日が過ぎていくという状態なんですよ。

竹内海南江(たけうち・かなえ)

--暑いところ、あるいは寒いところなど、いろいろな場所へ行くので準備が大変でしょう。

竹内さん:基本的に体が丈夫で順応力が高いので、特別なことはしていません。取材先が決まると事前に資料を読んで気温や湿度などの情報を頭に入れますが、今は世界的に気候が不安定なので、過去のデータが使いにくくなっていますね。だから凄く暑くなったり逆に寒くなったりした場合を想定して、一枚余分にはおるものを持っていくとか、汗をかいてもいいようにTシャツを多めに用意するなどしています。着るもので足し算引き算することで、環境や気温差に対応しています。

--なるほど。竹内さんのように頻繁に旅をしていらっしゃると、荷物のまとめ方も上手でしょうね。

竹内さん:仕事ですから万が一のことも想定していろいろなものを持っていくので、荷物自体はけっこう多いですね。でもパッキングはうまいですよ。必要なものはサッと取り出せるようにしつつ、できるだけコンパクトに短時間で荷物をまとめられるようになりました。

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荷物の中には梅干しを

--旅慣れた竹内さんがこれだけは忘れちゃいけないというもの、旅先に必ず持って行くものがあれば、教えてください。

竹内さん:梅干かな。子どものころから遠足や修学旅行などで出かけるときには、母が必ず梅干を持たせてくれたんです。「水あたりしないように、おなかの薬だよ」って。おとなになって実家を離れるときもやっぱり梅干も持たせてくれたし、仕事で海外に行くことが決まったときも「ちゃんと梅干入れたの?」って電話がかかってきました。以来、梅干を荷物の中に入れるのは私にとって当たり前のことになっていて、ニュージーランドのように種が入っている食物は持ち込めないルールがある国以外は、大体持っていきますね。

--それはとても心強いですね。持っていかれるのは、やはりお母さんお手製の梅干ですか。

竹内海南江(たけうち・かなえ)

竹内さん:母の梅干のほかに、実家(群馬県)の近所の方たちが作った梅干を持っていくこともあります。みんな私が梅干好きだということを知っていて「カナちゃんに持たせてあげて」って実家経由で届けてくれるんです。梅干ってその家の味が出るから、塩気が強いタイプとか酸っぱいものとか、それぞれ違った味を楽しめるんですよね。滞在先では現地の人と同じものを食べるようにしていますが、小さなときから口にしているものって離れた場所で食べるとほっとするじゃないですか。それに、故郷で私のことを応援してくれている人たちがいると思うと、力が湧いてきます。


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薬局とお医者さんの漢方って違うんですね

--取材先の国の中には、水道やホテルなどの設備が十分整っていない地域も多いでしょう。体調を崩したりしたときは、どのように対処されていますか。

竹内海南江(たけうち・かなえ)

竹内さん:私はもともと丈夫なせいか、これまでに大きく体調を崩したことはありません。でもちょっと熱を出したりおなかを壊したりというのはよくあることなので、必ず薬は持って行きますね。私自身よりもむしろ取材スタッフに対して「ひきはじめの風邪ならこの薬を飲んで少しでも横になったら」とか「下痢しているならこの薬がいいよ」とか、世話を焼くことが多くて、取材スタッフから「ナースかなえ」と呼ばれているほどです。

--旅慣れた竹内さんだからこそ、アドバイスできることも多いでしょうね。

竹内さん:すぐにお医者さんにかかれない場所にいる時も多いですから、できるだけ早い段階、つまり悪化させないうちに対処することが大事なんです。だからひきはじめの風邪に向いている葛根湯(かっこんとう)は、大活躍してくれるんですよ。漢方薬は、葛根湯以外にも甘草とか…それから小青竜湯(しょうせいりゅうとう)でしたっけ。鼻水が止まらなかったときに内科の先生に相談したら、「これを飲むと楽になるよ」ってすすめてくださいました。漢方薬ですが葉っぱを煮出すようなものではなくて、顆粒状のお薬です。

--それはエキス剤(エキス顆粒)といって、生薬を煮出す煎じ薬とほとんど同じ成分を簡便に摂取できるように加工したものなんですよ。

竹内さん:そうなんですか。顆粒状の漢方薬は薬局でも売られていますよね。薬局にもあることを発見してからは、そちらで買うこともあります。

--薬局で市販されている薬の多くは、安全性を考えてお医者さんが処方してくれる「医療用漢方」よりも成分量が少なめになっています。

竹内さん:なるほど。私は薬草など自然な素材で作られた薬が漢方というように大雑把に考えていました。以前、韓国を旅行中に、友人が現地の専門店で漢方薬を購入しているのを見たことがあって…。そのときは薬剤師さんがカウンセリングをして、たくさんの小さな引き出しから生薬を選んで煎じ薬を調合していました。だから漢方というと、お医者さんよりもそのイメージが強いですね。

--日本でお医者さんが処方してくれる漢方薬は、韓国や中国で漢方と言われているものとは違って、日本の風土や日本人の体質に合わせて独自に発展してきたものなんですよ。日本の漢方薬も自然の生薬から作られていますが、生薬の組み合わせの妙で効果を発揮し、どのような症状にどの程度効果があるのか、あるいはどのような副作用があるのかなどについてもきちんと検証されています。科学的なお薬なんですよ。

竹内さん:だいぶ漢方薬のイメージが変わりました。

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悪玉のストレスはためないこと

--竹内さんはレポーターのお仕事以外にも、舞台や本の執筆、バッグや帽子のプロデュースなどさまざまなことにチャレンジしておられます。限られた時間の中で、いろいろなことをこなすのは大変でしょう。

竹内海南江(たけうち・かなえ)

竹内さん:私の場合、きちんと予定を立てているわけではなくて、気がつくと何かを始めているという感じです。だからあまり大変だとか意識したことがないですね。まだいろいろとやりたいことがあって、これからも自分に制限を設けずに挑戦していきたいと思っています。でも気持ちは若いですけど、体は確実に老化していますね。たとえば足を30センチ上げたつもりが15センチしか上がらなくて転がっちゃうとかね(笑)。精神的な年齢と肉体的な年齢の差をきちんとわかっていなければならない年齢にきていると感じます。最近は体には気をつけなければいけないなと思うようになりました。

--健康管理のために何か心がけていることはありますか。

竹内さん:私のストレス解消法は眠ること。飛行機の中でも滞在先でもどこででもしっかり眠っています。枕が替わっても平気。家でも時間があると寝ています。疲れていると感じたときには寝るのが一番だし、怠け者ですからできるなら何もせずに寝ていたいくらいです。

--睡眠でストレスが軽減できるのは素晴らしいことですね。漢方ビューの読者の中にはストレスに悩んでおられる方も少なくありません。日々元気で過ごすためのアドバイスをお願いします。

竹内さん:適度なストレスは自分を奮い立たせるためにも必要だと思いますが、悪玉のストレスはためないこと。そのために、おいしく食べて、飲んで、よく眠るように心がけています。私の目標は120歳まで元気に仕事をすることですから(笑)。

--これからも世界各国からのレポートを楽しみにしています。ありがとうございました。

取材を終えて
テレビで見るのと同じように明るい笑顔でインタビューに応じてくださった竹内さん。勉強熱心で、漢方薬についてもさらに知識を深めたいと話しておられました。120歳になった竹内さんのレポートが楽しみです。それまで私も長生きしなければ!
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