


1977年6月11日、東京生まれ。ドラッグストアのCMでデビュー。それ以降、数々のCM、バラエティ番組、語学番組などで幅広く活躍中。映画では「銀のエンゼル」に出演し、最近では舞台でも好演。昨年冬に入籍、今年の誕生日に挙式を行った。

--最近、ご結婚もされて、仕事もプライベートも順風満帆というところでしょう。そちらの話は後で伺わせていただくとして・・・。もえさんはドラッグストアのCMでデビューされて、それからずっと忙しい日々を送っているように思いますけど、大変なことはありませんか?
山口さん:一度、大変だなぁって思ったことがありました。カゼをひいてしまったので、病院で抗菌剤をいただいて、飲んだんですね。そうしたら“じんましん”のように体にブツブツが出てしまった。そのときに“お薬ってすごく効くけれど、副作用も怖いな”と思いました。考えてみると、お薬って口の中に入れるものでしょう。だからなおのこと気を遣わなければいけないんですよね。
--そうですね。
山口さん:私たちはお医者さんからいただくお薬を、大丈夫だと思って飲んでいるけれど、本当はもう少しちゃんと考えた方がいいんでしょうね。漢方薬は西洋薬と比べて重い副作用が少ないと聞いてますし、漢方薬は昔から使われているものなので、そういう意味では、安心感があります。“長く使われているものは、みんなに愛されている”といったイメージですね。
--先人たちの経験から生まれた薬ですからね。だけど漢方薬も薬ですから副作用が出ることもあるので気をつけて下さいね。副作用かなと感じる症状が出たら、お医者さんに相談することが大切です。ところで湿疹が出たときは、どうやってお仕事されたんですか? お化粧を厚く塗ったとか、スカーフとかで隠したとか?
山口さん:いいえ。そのまま出ちゃいました。「湿疹、出てまーす」みたいな(笑)。
--カゼで病院に行かれたということは、けっこう病院には行く方なんですか?
山口さん:最近は体調管理をがんばっているので、あまり行かなくなりました。ただ、これから夏になって、冷房が強くなって体調を崩しやすいですから、何かあったら病院で診てもらった方がいいでしょうね。
--病院で漢方薬を処方してもらえば、保険がききますしね。
山口さん:そう、そうなんです。先ほどそれをお医者さんから聞いてびっくりしました。最近まで漢方薬って高いと思っていたので、保険がきくならお財布にやさしいですよね。でも、病院で漢方薬を処方してもらうにはどうしたらいいのか、あまりよく分からないんですけれど・・・。
--まずは、漢方薬も処方してくれる病院を探すことです。「漢方のお医者さん探し」というサイトがあるので、参考にされてみてはどうでしょう。それからお医者さんに「漢方薬を飲みたい」と言ってみるのも一つの方法です。
山口さん:そんなサイトがあるんですね。今度、検索してみます。もともと漢方薬のほうが好きなんです。病院でもできれば強い薬は飲みたくないって言っているので、今度からは「漢方薬で!」って言おうと思います(笑)。体って無理をしようと思ったら、いくらでも無理ができちゃうでしょう。でもたった一つの体ですし、(不調を)分かってあげられるのは自分しかいないので、体力とか体のはたらきとかが弱くなってきたら、漢方薬で治療してあげて、体をいたわってあげないといけませんね。元気でいれば、幸せもたくさんやってきます。

--もえさんの経験のなかで、印象に残っていることがあるということですが。
山口さん:そうですね。小さい頃から(漢方薬を)飲んでいたからかもしれませんけど、漢方っていいなって実感したのは、高校生の時です。その頃の女の子って、みんなダイエットしますよね。流行というか・・・。私もお友達と食事の量を減らすダイエットをしていましたが、そうしたらお通じが悪くなってしまって。それで漢方薬を飲んだんです。
--どうして、漢方薬を?
山口さん:ちょうど私と同じように悩んでいたお友達がいたんですが、彼女はふつうの薬を飲んでいました。そうしたら定量では効かなくなって・・・。その様子を見て、とても怖くなってしまって。漢方薬は自然のものから作られているというイメージがあったので、体に負担がなく、症状を治してくれるほうがいいと思いました。それに私の場合は、もともとお通じは順調なほうだったので、それなら漢方薬の力を借りて、体にもともとある力を引き出せばいいのかなって。
--実際に飲んでみて、どうでしたか?
山口さん:バッチリでした(笑)。もちろん、お通じが悪くなってしまったのは、きちんとご飯を食べていないからってことに気付いて、それからはちゃんと食べるようにしましたから、漢方薬がなくても大丈夫になりました。
--先ほどもえさんがおっしゃった「漢方は本来の力を引き出す」って漢方の基本なんです。よくご存じですね。どなたから聞いたことがあったのですか?
山口さん:うーん、そうですね・・・。誰から聞いたというわけではなく、実体験からわかったことなのかもしれません。でも、実際に飲んでみてそうだったから、やっぱり「漢方っていいな」って思いました。

--幸せといったら、先日、ご結婚されて。新婚生活はどうですか?
山口さん:楽しいです。結婚したら皆さんから「大変ですね」って言われますが、私は逆に今のほうがいいです。それはきっと“仕事は仕事、家では家事”というふうに頭の切り替えができるようになったからですね。以前は自宅に帰ったら「明日は仕事だから今日は寝ちゃおうかな・・・。パスタだけにしようかな」と怠けてしまっていたけれど、今は疲れて帰っても「料理をちゃんと作ろう」と思っています。料理を作ることで気分転換にもなりますし、何より二人の健康のためにもいいことですから。一石二鳥です。
--もえさんってお料理が上手なんですよね。
山口さん:仕事でお弁当が続くと栄養が偏るので、お野菜や乳製品をたくさん摂るようにしています。旬のものも摂ります。今は空豆とか枝豆かな。ゆでるだけでおいしいんですよね。凝った料理もしますよ。ひじきを煮たのとか。ついこの間は、大豆が体にすごくよいと聞いたので、大豆と手羽を煮ました。
--さすがです。お仕事がら、ご自宅で食べることが少ないイメージがありますけど、きちんと作っているんですね。
山口さん:やっぱり外食やお弁当も多いです。けれど、外食も見方を変えるとプラスになるんですよ。家でばかり食べていると、作るものが偏ったり、味つけが単調になったりして、おいしいお料理が作れないんですって。ですので、外でおいしいご飯を食べて、その味を学んで、家で作る。これが大事。これは友達に聞いたんですけれど(笑)。
--最後になりますが、Kampo viewの読者にひとことお願いします。
山口さん:私は大学4年生の時にこのお仕事を始めたんですが、1日の睡眠が2時間しか取れない日がずっと続き、ついに倒れてしまったことがあるんですね。そのときお医者さんに「あなたの病気は、寝ないと治らないよ」って言われました。忙しいと気持ちでがんばらなきゃと思うけれど、がんばるほど無理がたたりますし、倒れたら大勢の人たちに迷惑をかけてしまいます。だから、どんなに忙しくても、しっかり食べて、寝て、自分の体としっかり向き合うことが大事。私は体を壊してからそのことに気付きましたけど、みなさんは体を壊す前に気付いてほしいですね。
