漢方ビュー通信

「花粉症デビューかも?」薬剤師オススメの楽チン緩和策3つ

「花粉症デビューかも?」薬剤師オススメの楽チン緩和策3つ

今年もまた花粉の季節がやってきました。自分は花粉症ではないと思っていたのに、なんだか目が痒くてくしゃみがでる……なんてことはありませんか? とはいえ、花粉症とは認めたくないし、薬を飲むほどではないという方もいるかもしれません。

今回は薬剤師である筆者が、薬を飲む前にできる花粉症対策を3つご紹介します。

1|甘い飲み物を「温かいお茶か白湯」に置き換える

甘い飲み物を「温かいお茶か白湯」に置き換える

もし普段から甘い飲み物を飲んでいたとしたら、それを温かいお茶白湯に置き換えてみましょう。

砂糖には、アレルギーを起こしやすくさせる作用があります。また、腸内環境を悪化させてしまうため免疫機能を低下させたり、血液を酸性に導きアレルギー体質にしてしまったりすることもあります。さらに、砂糖による急な血糖値の上昇は、アレルギー症状を抑える副腎の働きを弱めてしまいます。
このような様々な原因が考えられるため、飲み物に限らず砂糖をたくさん使った食べ物は花粉症などのアレルギー症状が気になるときは控えた方がよいでしょう。

一方、温かい飲み物は、免疫にとって大切な臓器である胃腸の働きを整えてくれるためアレルギー症状が気になるときはお勧めです。

甘い飲み物はやめて、お茶や白湯などを飲みましょう。

2|肉or魚で迷ったら…魚で!

肉or魚で迷ったら…魚で!

もしお肉を食べる機会が多いとしたら、お魚に置き換えてみましょう。

これは、お肉の油は体内で変化すると炎症物質の材料となってしまうものも多いためです。一方、お魚の油の種類は、体内で変化すると炎症を抑えてくれる物質の材料が多く含まれています。

花粉症が気になる人は、お肉を控えてお魚を多く食べましょう。

3|気になるところに「ワセリン」を塗る

気になるところに「ワセリン」を塗る

鼻がムズムズする場合は鼻の穴の中に、目がかゆい場合には目の周りに「ワセリン」を塗ってみましょう。鼻や目の周りの粘膜を保護して花粉の侵入から身を守ってくれます。
また、皮膚が乾燥したり鼻をかみすぎて皮膚が赤くなったり、ヒリヒリする症状も軽減してくれますよ。

どれもすぐできそうなことですよね。「もしかして花粉症かも?」と思ったときはぜひお試しください。

Mar 21 2017

薬剤師・大久保 愛

関連コンテンツ