漢方ビュー通信

何気ない普段の仕草が「眼精疲労」の原因に!?

何気ない普段の仕草が「眼精疲労」の原因に!?

突然ですが、「目」は疲れていませんか?
現代社会において、長時間のパソコン作業やスマホ操作などで、多くの人が「眼精疲労」を抱えているといっても過言ではありません。
しかしながら、何もせずに放っておく訳にもいきませんよね。

今回は薬剤師である筆者が、「眼精疲労」を悪化させてしまうNG習慣を紹介したいと思います。

しかめっ面をしている

プレッシャーやストレスなどで、日頃、気づかないうちに眉間にシワがよっていることはありませんか?
また、友人や家族から「最近怖い顔しているね」などと言われたりしていませんか?

そんな人は、目の周りの筋肉が硬直し続けているので注意が必要です。徐々に筋肉が疲労し、ピントの調整がしづらくなり「眼精疲労」の原因となってしまいます。さらに、しかめっ面は人に嫌な印象を与えるだけでなく、シワの原因になってしまうこともあります。
ホットタオルなどで目の周りを温め、筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。

しかめっ面をしている

片目で物を見る

近くを見るときにピントを合わせることが楽だからと、片目で物を見る癖はありませんか?
例えば、寝る前にスマホを見ている時など、片目だけで画面を見てしまう人も多いのではないでしょうか。

じつは、片目だけで物を見続けていると、負荷がかかり、「眼精疲労」の原因となってしまいます。また、左右の視線に差がでてしまい、斜視の原因となってしまうこともあります。近距離のものでも、なるべく両目で見るようにしましょう。また、寝る前のスマホは極力控えるようにしましょう。

歯をくいしばる

仕事に集中していると顎に力が入ったり、寝ている間に食いしばっていることはありませんか?
じつは、「食いしばる」ことで顎が疲れてしまい、側頭筋や咬筋などが緊張してしまいます。これも「眼精疲労」の原因となります。さらに、眼精疲労だけではなく頭痛や肩こり、知覚過敏、歯周病の原因になってしまうこともあります。
できるだけ、歯と歯を離すように意識してみましょう。


普段何気なく行っている仕草が、じつは眼精疲労を悪化させていたのかもしれません。
たくさんの情報を拾ってくれる目はとても疲れています。日頃から温めたり遠くを見たりして、目の疲れをとってあげましょうね。

Sep 5 2017

薬剤師・大久保 愛

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