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漢方の基礎知識

漢方は日本育ち

漢方医学は日本の気候や生活に根付いた医療

鑑真

日本に中国から医学が伝わったのは5〜6世紀以降。その際、多くの漢方処方薬や生薬、医学の本が持ち込まれました。
その後、室町時代までは伝来した中国の医学にそって医療(診断や治療)が行われていましたが、それ以降は日本で独自の発展を遂げていきます。日本国内の風土や気候、日本人の体質やライフスタイルに合った医学に進化し、確立していったのです。現代医療で用いられている漢方医学や漢方薬は、日本の伝統医学としてずっと守られ、発展していった「日本独自の医学」と言えるでしょう。

「漢方」という言葉も日本独自のもの

日本国旗

「漢方」という呼び名は、江戸時代に入ってきた「オランダ医学=蘭方」に対してつけられた日本独自の呼び方です。オランダから伝わった西洋医学をオランダ(阿蘭陀)の蘭をとって「蘭方」と呼ぶようになったため、それまでに日本で定着していた医学を「漢方(漢王朝の"漢"に由来)」と呼んで区別するようになったのです。

日本では医師が西洋薬と漢方薬を一緒に処方できます

診療

2016年11月現在、148処方の漢方薬が健康保険で使えるようになっています。健康保険が使えることになったことで、より漢方薬が身近になり、病医院で漢方薬を処方するケースが増えてきました。西洋薬と漢方薬が一緒に処方されることにより、幅広い治療が可能になります。

日本で漢方薬を処方するのは、西洋医学を学んだ医師です。西洋医学と漢方医学、両方の視点から患者を診て、その人にあった薬を処方するという医療システムは、世界的にみても非常にまれなことです。