女性の健康と漢方

女性にあった病院選び|漢方の正しい知識や漢方の魅力をご紹介いたします|漢方ビュー

  • 女性には病院が必要
  • 婦人科は女性の総合診療科
    • 女性外来って?
    • これを持って病院に行こう!<問診票>
    • 内診は子宮と卵巣の病気を知る大事な手がかり
  • 女性の不調に欠かせない漢方

女性には病院が必要

カラダのことが気になる、不調がある。だけど、これくらいの悩みで病院に行くのはもうしわけなくて・・・。そんな女性は多いのではないでしょうか。
そんなことはありません。「女性のカラダのしくみ」のところで書いているとおり、女性には月経など男性にはないさまざまな機能があり、体調がホルモンに大きく左右されやすいという特徴があります。また、検査ではとくに異常がないにもかかわらず、「何となく不調」「つらい症状がある」ということも少なくありません。カラダのどこかの「はたらき(機能)」が低下したり、順調ではなくなったりすることで起こる「機能性による症状」が女性は起こりやすいためです。
それに、ちょっとした不調でも、それが長く続いていたり、定期的に起こったり、日常生活に支障が出ていたりしたら、生活の質も下がってしまいます。やはり病院できちんと診てもらうことが大切です。

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婦人科は女性の総合診療科

風邪をひいたり、おなかをこわしたりしたら内科。ニキビができたら皮膚科。月経不順なら婦人科(産婦人科)・・・。では、ちょっとした不調や、カラダのいろいろなところに不調が出ている場合はどうしたらいいのでしょうか。月経前に何となくイライラしたり、不安になったりと、精神的な症状が出た場合や、更年期を過ぎて月経がなくなったときのおなかに不調が出た場合はどうしたら・・・?
そんなときは、まずは婦人科へ行ってみるといいかもしれません。更年期の症状に代表されるように、女性ホルモンのバランスが乱れることによって、あちこちに症状がでることがあるからです。また、婦人科で診てもらった結果、ほかの科の診察が必要であることが分かれば、紹介もしてもらえることもあります。そういう意味では、婦人科は、女性にとって頼れる総合診療科なのかもしれません。

コラム

● 女性外来って?
このところ「女性外来」という名前で診療を行っている医療機関が増えてきました。女性外来は以前からありましたが、急速に広まったのは2000年に入ってからのようです。ただ、女性外来と一口で言っても、「女性医師が診ているところ」という意味だったり、「子宮や卵巣だけでなく、乳房や胃腸など、女性の全体を診ているところ」という意味だったり、婦人科が単に名前を変えただけだったりと、その内容は実にさまざまです。
したがって、女性外来で診てもらおうと思ったら、自分の今抱えている不調を診てくれるところなのか、医師は女性なのか男性なのかなども含め、事前に電話などで確認しておいたが方がいいでしょう。
● これを持って病院に行こう!<問診票>
病院で緊張して、何も話せなくなってしったり、事前に確認しておかないと分からないことを聞かれたりした経験はありませんか?
そんなことにならないように、病院に行くさいにはメモを用意しておくのがポイント。こちらに、よく聞かれる内容をピックアップした「問診票」を用意しました。どうぞご利用ください。
病院で聞かれる項目
症状 ・ 症状のある場所
・ いつぐらいから出ているか(時期)
・ どんなときに症状が出るか(食後、月経前など)
・ 症状の状態(ちくちく痛い、くらくらするなど)
月経関係 ・ 前回の月経の時期と期間
・ 平均の月経周期と期間
・ 月経の量
・ 初潮年齢/閉経年齢
・ 出産(流産・中絶)について
・ 子宮がん検診を受けた時期と結果
・ おりものの状態
・ 妊娠しているかどうか
家族関係 ・ 家族がかかった病気(アレルギーや生活習慣病、がんなど)
薬・手術 ・現在飲んでいる薬
・薬でアレルギーが出たことがあるか(その場合薬の名前も)
・ これまでの手術歴(帝王切開も含めて)
・ 輸血の経験は?
そのほか ・ アレルギーの病気があるか
● 内診は子宮と卵巣の病気を知る大事な手がかり
内診に備えた服装
婦人科には行きたいけど、内診はしたくない。おそらくこれが女性の本心。しかし内診(膣から指を入れて子宮の様子を確認する)や経膣超音波(膣から超音波の機械を入れて調べる検査)は、子宮がんや卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症など、子宮や卵巣の病気を知る大事な手がかり。やっぱり受けたほうがいいのです。
ですから、婦人科を受診するときは内診に備えた服装を。スカートなら脱ぐ必要がないので、腰やおなかを隠せます。ガードルなど締め付ける下着は避けて、脱ぎ着がしやすいような格好がベストです。また、まれですが内診したあとに出血することがあります。念のため、ナプキンやおりもの用シートなどを持って行った方がいいでしょう。
ただし、内診は初診で必ずしなければいけないものではありません。月経中などでどうしても内診を受けたくない日は、医師にそう伝えましょう(本来は月経中でも内診はできます)。次回以降に回してくれます。
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女性の不調に欠かせない漢方

月経まわりの病気や不定愁訴などで婦人科にかかったとき、漢方薬を処方されたという方は多いのではないでしょうか。実は婦人科系の病気だけでなく、女性がかかえるさまざまな症状に、漢方はたいへん有用なのです。
漢方医学が誕生した大昔から、すでに女性の病気に対する処方が書かれた教科書が存在していますし、現代でも婦人科の97%近くが漢方薬を使用しています(大学病院での調査。日経メディカル1998年10月号別冊付録より)。それほど漢方は女性の健康に結びつきが強いものなのです。

漢方が女性の不調に向いている3つの理由

1.検査をしても分からない「不定愁訴」に強い
頭が痛い、食欲がない、むくむ、イライラする・・・こうした症状があるのに、検査をしても異常がないことがあります。西洋医学ではこのようなとき、そのまま様子をみることが多いのですが、漢方はそうしたカラダに現れた自覚症状を重視し、その人の体質などを考慮した治療(漢方薬の処方)がおこなわれます。
2.いくつも症状があっても1剤ですむことも
西洋医学では痛みには痛み止め、精神的な症状には精神薬、むくみには利尿剤というように、ひとつひとつの症状に薬が処方されます。それに対して漢方では、カラダのバランスが崩れているためにさまざまな症状が起こってくるととらえて、そのバランスを整える治療を行っていきます。ですから、複数の症状に対して1剤の漢方薬ですんでしまうことも少なくありません。
3.病名がつかない症状にも対応
冷え症、不定愁訴のように、西洋医学では病気としてとらえられない不調や症候群に対しても、漢方薬は有効です。とくに女性はカラダが冷えやすく、冷えによる不調が出やすいので、冷えをとってくれる漢方薬は、冷え症に悩む女性には心強いものといえるでしょう。
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カラダのバランスを整える漢方は女性の味方

このところよく「全人医療(あるいは、ホリスティック医療)」という言葉を耳にします。これまでの医療が臓器を診て、臓器を治すものだとしたら、これからの医療は患者(病人)全体を見て、治していこうという考え方です。
これは一見、新しい考え方に思えますが、漢方ではずっと昔から行われてきた方法。さまざまな訴えや、漢方ならではの独特の診察から、カラダのなかのどこのバランスが崩れているのか突き止めて、崩れたバランスを整えていくことで不調をとっていくというのが、漢方です。

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