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2.健診・検診のススメ

早期発見で健康な毎日を

がんや生活習慣病などのこわい病気では、病気があまり進んでいない状態、つまり早期では、痛みや腫れなどの自覚症状がほとんどありません。そうした「自覚できない病気」を血液検査やレントゲン(X線)検査などのさまざまな検査で見つけるのが健康診断(健診)・検診です。病気を早期のうちに見つけることができれば、治療も早い時期から始められますし、病気そのものが大事になっていないため、運動をしたり、食生活を改めたりするなど、生活習慣の見直しだけですむ場合もあります。がんのような命に関わるような病気でも、早期発見なら「完治」も可能です。

コラム

健診と検診
健康診断と検診、両方とも「けんしん」と読みますが、意味が少し違います。
健康診断とは「病気にかかっているかどうかを調べるため」に行う検査で、職場や自治体で行う集団健診はこちらに含まれます。人間ドックは健診のひとつです。一方、検診は「ある特定の病気、問題があるかどうか調べるため」に行う検査で、がん検診、妊婦検診、婦人科検診などがそうです。
データはとっておいて!
健診・検診の結果を受け取って、一喜一憂。さて、その用紙はどうしていますか? ちゃんと保管していますか?
健診・検診の結果は、確かに「その時点で健康であるかどうか(問題があるかどうか)」をチェックするものですが、過去のデータと比較して、ライフスタイルの変化をみる指標にもなります。前回と比べて、悪くなっている数値があったら、それが基準値であっても要注意。そのまま生活を改善しなければ、将来、その病気になる可能性が高くなります。このように、検査結果は生活を見直す大事な手がかりになるので、健診の結果は捨てないで、大切にとっておくようにしましょう。

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女性に受けてほしい検診とは

がん検診
女性がとくに気をつけたい代表的な病気は、やはり乳がんや子宮がんでしょう。この2つのがんについては、自治体や職場の集団健診で受けることができるので、欠かさないようにしましょう。卵巣がんについては、現在、検討中となっていますが、40歳ぐらいになったら婦人科で定期的に検査を受けた方がいいでしょう。
また、自治体や職場で行われている集団健診の場合、受診者の人数がたいへん多いことから、がんがあっても見逃されてしまう恐れも。できれば集団健診と平行して、人間ドックや個人で行う健康診断などを受けたほうがいいかもしれません。
そのほかの検診
貧血についても、女性は月経という定期的な出血があるため、男性よりも貧血になりやすいと言えます。貧血は冷えや体力低下、集中力不足など、さまざまな症状の原因になるので、このような症状がある人は検査を受け、必要に応じて治療を受けた方がいいでしょう。
それからもう一つ、女性は骨がもろくなる骨粗しょう症になりやすいので、機会があった骨密度についても検査を受けておきましょう。
積極的に受けたい検査
病気 病気の解説 検査の種類 ※1 検査を受ける所 年齢
乳がん 乳房にできるがん 触診(手で触ってしこりを確認する)・マンモグラフィ検査(乳房のX線検査)・超音波検査(エコー)など 乳腺外科・乳腺科 40歳以上(東京都は35歳以上)2年に1回 ※2
子宮がん 子宮の入り口にできる子宮頸がんと、奥にできる子宮体がんがある 問診・子宮頸部細胞診(頸部の粘膜を綿棒などでとって細胞を採取し、顕微鏡で調べる)・コルポスコープ検査(膣拡大鏡を用いた検査)など 婦人科 20歳以上2年に1回 ※2
卵巣がん 卵巣にできるがん 経膣超音波検査(エコー)・血液検査(腫瘍マーカー)など 婦人科 40歳以上 ※3
骨粗しょう症 骨がもろくなって骨折しやすくなる病気 超音波法(かかとの骨に超音波をあて骨量をみる検査)・DXA法(デキサ:X線の検査)・血液検査(骨代謝マーカー)など 整形外科・婦人科・内科 いつでも
貧血
(鉄欠乏性)
血液中の鉄分が減った状態 血液検査 婦人科・内科 いつでも

※1すべての検査が1回の検診で行われるとはかぎりません
※2厚生労働省「がん予防重点教育およびがん検診実施のための指針」より
※3現在、がん検診が必要かどうか検討されています

コラム

乳がん検診のポイント
乳がん検診で主力となっているのが、マンモグラフィ検査と超音波検査。いずれも乳房の中のちいさながん細胞を見つける検査です。マンモグラフィはとてもすぐれた検査ですが、乳腺が発達している若い女性では、乳腺とがんとの区別がつきにくいため、マンモグラフィでは見つけにくかったり、見落としがでてしまうことがあります。そのため40歳ぐらいまでの若い人には超音波検査を、40歳以上ではマンモグラフィを行ったほうがいいという意見も出ています。

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