悩み別漢方

咳は気道の分泌液、あるいはウイルスや花粉などの異物を体外に追い出すために起こる、重要なカラダの防衛反応の一つです。
具体的には、原因となる物質によって気道(喉頭や気管支など)の粘膜が刺激されて咳反射が起こると、吸い込んだ空気が急激に外に押し出され、咳が出ます。1回の咳で吐き出される空気の量は健康な人で2200mL前後、肺の病気を持っている人で660mL前後といわれています。また、咳をしたときの空気のスピードは160~220m/秒。音速が331.5m/秒(摂氏0度の場合)ですから、相当な速さといえるでしょう。咳の大きな特徴は、一度続くとなかなか止まらないところで、そのために夜眠れない、胸が痛くなる、体力が消耗して疲れる、といった健康問題が起こることも少なくありません。ただ、基本的に咳はカラダから異物を排除するための反応なので、むやみに止めるのはよくないとされています。やはり、まずはできるだけ早くその原因を明らかにして、早めに適切な対策をとることが大切となります。

咳のメカニズム。西洋医学の考え方
漢方医学ではこう診る
監修医師
青山稲木クリニック
所長
稲木 一元先生

東京生まれ。1978年千葉大学医学部卒業。この頃より母方叔父で元日本東洋医学会会長の松田邦夫先生に漢方の指導を受ける。1978年~1983年、日本赤十字医療センター内科(主に循環器内科)勤務。1983年~1993年、漢方専門で開業。
1993年~2002年3月、財団法人日本漢方医学研究所付属渋谷診療所副所長。2002年6月より漢方医学研究所・青山稲木クリニックを開設、西洋医学と漢方医学の融合した医療 を目指している。現在、(社)日本東洋医学会代議員・監事、日本赤十字社医療センター内科漢方外来担当。

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