間違っていませんか? 憂鬱な時のNG行動
気分が落ち込んだり、寝つきが悪くなったりと“スッキリしない不調”で悩んでいらっしゃいませんか。
そんな時は、生活習慣も乱れやすくなり、さらに気分を憂鬱にさせてしまいます。
今回は、薬剤師である筆者が、気分が憂鬱な時にこそ、やってはいけない行動を紹介します。
気分が憂鬱なときにやりがちなNG行動
気分が落ち込んだり、カラダがだるいと思う時は、どうしても怠けてしまうもの。
カラダを休めようとして、ちょっとだけ自分を甘やかしてしまうこともあると思います。
しかし、この“甘やかし方”を間違えると、カラダのだるさを助長することがあるので要注意です。
NG行動その1 バランスの悪い食事
食生活が乱れた時に、栄養ドリンクやサプリメントなどで補っている方も多いと思います。
一見、栄養は摂れているように思えますが、長期的に見るとNG行動です。
また、コンビニなどで簡単に手に入るカップ麺や菓子、惣菜パンなどで満腹感は得られるかもしれませんが、それらに含まれる添加物や糖質、酸化した油などがだるさを招く原因にもなります。
憂鬱な時こそ、しっかりとした食事で栄養補充が大切です。
NG行動その2 夕飯後の仮眠
“仮眠”と聞くと、悪いものではないイメージですよね。
しかし、人間のカラダは睡眠を始めてから最初の90分が、一番疲れが取れる時間と言われています。眠気を感じたら、中途半端に眠るよりもしっかりと寝たほうが何倍も効果的です。
疲れている夜は、ぐだぐだ過ごさずに、なるべく早く寝るようにしましょう。
NG行動その3 家でゴロゴロ過ごす
憂鬱な時は、家でゴロゴロ過ごしてしまいがちですよね。
しかし、そんな時こそ軽い運動をするようにしましょう。ストレッチや散歩などの手軽な運動は、血行をよくし、気分転換にもなるためオススメです。
NG行動その4 休日の寝坊
休日になると、昼頃まで寝ている方はいませんか。
疲れているから…と、睡眠をたくさん取りたくなる気持ちも分かりますが、じつは過度の睡眠は、余計にだるさや脱力感などの“休息状態”を与えてしまいます。
また、睡眠のリズムも乱れてしまうので、逆に休日明けがツラくなることも。
休みだからといって、寝すぎることなく規則正しい生活リズムを保つようにしましょう。
紹介したこれらの行動の中には、カラダを休ませるために良かれと思っていたものもあったのではないでしょうか。
しかし、その行動が余計に状態を悪化させる原因となっていたかもしれません。
体調がすぐれない時こそ、いつもよりカラダのことを考えた行動をとりましょう。
薬剤師・大久保 愛