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アルコールの過剰摂取がカラダに与える影響とは?

アルコールの過剰摂取がカラダに与える影響とは?

お酒は、料理に合わせて楽しんだり、ストレスを軽減したり、仲間とのコミュニケーションの時間を充実させたりと、私たちにとってたくさんのメリットを与えてくれます。

しかし、お酒の飲み過ぎはカラダを悪くする…というのも通説です。
具体的に、お酒の飲み過ぎはどのような症状を招くのでしょうか。また、お酒に強い人や弱い人がいるのは、健康状態に何か違いがあるのでしょうか。

今回は薬剤師である筆者が、アルコールがカラダに与える影響について解説します。

お酒の強さは、遺伝子で決まっている!?

お酒の強さは、遺伝子で決まっている!?

アルコールは、摂取されると体内で分解されますが、その過程で「アセトアルデヒド」という有害物質を作り出します。
一般的に、“お酒に弱い体質”というのは、このアセトアルデヒドを分解する酵素の活性が弱く、カラダに溜まりやすいことを指します。また、アセトアルデヒドを分解する酵素の力は、遺伝子によってすでに決まっているといわれています。

お酒に弱い人が過剰にアルコールを摂取すると、アセトアルデヒドを分解できずに、さまざまな健康被害を起こしやすいといわれています。逆に、アルコールに強い人は、つい飲み過ぎてしまい健康を損なってしまうという傾向があるようです。

統計的にみても、日本人の体質はアルコールには強くない人種のようです。いずれにせよ、アルコールの過剰摂取は避けるように注意しましょう。

アルコールの過剰摂取が引き起こすデメリット

アルコールの過剰摂取が引き起こすデメリット

それでは、過剰なアルコール摂取がカラダに与えるデメリットを解説します。

<肝臓への疾患>

肝臓は、アルコールの分解以外にも脂肪を分解する重要な働きがあります。
そのため、アルコールを大量に摂取すると、脂肪の分解が後回しになり中性脂肪を溜めてしまう恐れがあります。
さらに、肝臓に炎症を起こし、ひどい場合には肝硬変を引き起こしてしまうこともあります。

<膵臓への疾患>

アルコールの過剰摂取が原因で、膵臓に炎症を起こし、急性膵炎を起こすこともあります。ひどい場合には、膵臓癌になることもあります。

<脳への影響>

アルコールが原因で、脳細胞が萎縮してしまうことがあります。
脳の萎縮は年齢とともに進行するとされていますが、過剰なアルコールの摂取はそれを助長するとされています。

<依存症を起こす>

お酒を飲んで快く感じるのは、報酬系の神経伝達物質であるドーパミンの放出によるものです。この脳に快楽を与えるドーパミンによって、依存症という病気に陥るとされています。

飲み過ぎ対策のひとつに漢方薬を

前述したデメリットの怖いところは、今日飲み過ぎたからといって即日発症するものではないということです。日々の蓄積が、少しずつカラダを蝕んでいくのです。
対策として、1番はお酒をまったく飲まないことですが、現代社会ではなかなか難しいでしょう。そのような時、助けになってくれるのが「漢方薬」です。

漢方薬の中には、排尿による有害物質の排泄を促したり、胃腸の症状を改善したり、二日酔いによる頭痛の軽減などにも役立つ漢方薬があります。飲みすぎないことが大前提ですが、常備しておくと、いざという時に役立ちます。

お酒にはメリットがありますが、カラダに対するデメリットもたくさんあります。
また、代謝にも個人差があったり、依存してしまう場合があったり、自己管理していかないと健康被害を招いてしまいやすい存在です。
有意義な時間を送るためにも、お酒のデメリットを最小限に抑えつつ、節度をもって楽しみましょう。

こちらも参考に!

悩み別漢方「胃もたれ」
https://www.kampo-view.com/nayami/motare01.html

悩み別漢方「食欲不振」
https://www.kampo-view.com/nayami/syokuyoku01.html