漢方ビュー通信
毎朝1杯…芯から温まる!本当の「白湯」の飲み方&アレンジ法
冷え込む日も多く、冷え症(冷え性)の人にはとても辛い時期が続いていますね。毎朝飲むものといえば、コーヒーを思い浮かべる人も多いと思いますが、これを“白湯“に変えるだけで冷え症(冷え性)の改善につながります。
今回は、薬剤師である筆者が、毎朝1杯飲むだけで、驚くほど芯から体が温まる白湯の飲み方や、アレンジ方法をご紹介したいと思います。
冷えが気になる時は “ 白湯 ”
冷え症(冷え性)が気になる人に最もオススメなのが、白湯です。寝ている間に人は汗をかきます。その水分を補充する意味でも水分摂取は有効です。
さらに、朝一番に体温より温かいものを摂取することで、胃や腸などの働きも活発になります。新陳代謝が上がり、冷えの改善につながるだけではなく、排泄もスムーズになるため便秘解消やダイエットにもつながります。
白湯の作りかたとアレンジ3つ
白湯とは、沸騰させたお水を50~60度くらいに冷ましたものです。お湯の沸騰はやかんでも電子レンジでも可能です。それでは、白湯の効果を高めるアレンジ方法を紹介します。
- 梅干しをいれる
花粉が気になる人にオススメです。免疫アップに役立つので、風邪やインフルエンザが気になる方にも。 - レモンやオレンジを絞る
朝から憂鬱な人にオススメです。漢方医学で柑橘系の香りは、ストレスの緩和に役立つと考えます。 - 寒天パウダーをいれる
野菜不足の人にオススメです。食物繊維を摂取できます。
白湯を摂取すべき場所

せっかく白湯を飲むのであれば、最も効果的な場所と時間に飲みたいですよね。その場所とは、日の当たる場所です。
朝太陽にあたると、冷えの原因にもなる自律神経の乱れが整いやすくなります。また、体内時計が正常になり、不眠症の改善やビタミンDが活性化し、骨やお肌が丈夫になったり免疫もあがりやすくなります。
コップ1杯の白湯をゆっくりと飲みましょう。毎朝、太陽の当たるところでゆっくりと白湯を飲んで新陳代謝を上げ、自律神経を整えて、冷え知らずになりましょう。
Dec 27 2016
薬剤師・大久保 愛