メニュー

昼間の眠気は「過眠」と呼ばれる病気かも

昼間の眠気は「過眠」と呼ばれる病気かも

調査で判明。3人に1人が「昼間眠い」

ランチ後に襲ってくる強い眠気…
コーヒーを飲んだり、深呼吸をしたり、ストレッチをしたり…と、いろいろ対策を取っても、なかなか眠気がとれなかったりします。

厚生労働省の調査(平成27年「国民健康・栄養調査」)では、睡眠時間が6時間未満の男性の44.5%、女性の48.7%が「日中に眠気を感じた」と回答。全体をみても男性の35.0%、女性の39.1%が昼間の眠気を感じています(対象者は20歳以上)。
昼間、電車に乗るとウトウトしている人をよく見かけますが、昼間に眠気を感じる人は意外と多いのです。

さて、昼間の眠気、これを専門的には「過眠」といいますが、この過眠で考えられるのは、「体内時計の作用」、「睡眠不足」、「病気の影響(過眠症など)」の3つです。
それぞれについて見ていきましょう。

昼間に感じる眠気の原因は?

昼間に感じる眠気の原因は?

まず、体内時計から。
体内時計はカラダの生体リズムを調整しているメカニズムのひとつ。
最近では、夜だけでなく、昼過ぎにも眠くなる仕組みが体内に備わっていることが知られています。
個人差はありますが、昼過ぎに眠くなるのは生理的な現象でもあるわけです。

続いて、睡眠不足
適正な睡眠時間は7時間ともいわれていますが、個人差があり、数時間で十分という人から十何時間も眠らないといけない人までさまざまです(後者は「長時間睡眠者」と呼ばれます)。
慢性的な睡眠不足は昼間の過眠を引き起こします。目安となるのは、平日と休日の睡眠時間。2時間以上開きがある人は、睡眠不足の可能性が高いので気を付けましょう。

睡眠の質を落とす病気・過眠を起こす病気

最後に、病気によって生じる「過眠」です。
大きく、「睡眠の質や量が低下する病気によって過眠が起こるケース(二次性過眠症)」と、「過眠そのものが主体となる病気」とに分かれます。

前者は、睡眠中に無呼吸を繰り返す睡眠時無呼吸症候群、足がむずむずする不快な感覚のせいで睡眠の質が低下するレストレスレッグス症候群、寝ている間に足がピクピク動く周期性四肢運動障害などがあります。
一方、後者はナルコレプシーや特発性過眠症などがあります。時間や場所、睡眠不足と関係なく、強い眠気に襲われます。

過眠症かもと思ったら専門の医療機関へ

過眠症かもと思ったら専門の医療機関へ

二次性のものであれば原因となる病気の治療を行うのが先決となり、ナルコレプシーなどは薬物療法を行っていきます。

漢方医学においては、古くから過眠とみられる症状に対して漢方薬が処方されていたようで、そういった文献がいくつか散見されます。
今はどちらかというと、過眠に伴う不調や、二次性の過眠症をもたらす睡眠時無呼吸症候群などで、西洋的な治療に漢方治療を加えたりすることがあるようです。

さまざまな原因で生じる過眠。
まずは睡眠時間をしっかり確保するなど生活習慣を整えること、二次性の過眠症であればその原因をしっかり改善することが大事になります。
その上でまだ過眠が続く場合は、専門の医療機関で相談することをおすすめします。

日本睡眠学会のホームページ(https://jssr.jp/list)には、睡眠の問題に詳しい医師や医療機関が掲載されていますので、参考にしてみてはいかがでしょう。

参照:

厚生労働省 平成27年「国民健康・栄養調査」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h27-houkoku.pdf

厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-002.html

漢方と最新治療 24巻1号
日本睡眠学会
https://jssr.jp/list

こちらも参考に!

悩み別漢方「不眠・不眠症」
https://www.kampo-view.com/nayami/fumin01.html

悩み別漢方「疲労」
https://www.kampo-view.com/nayami/hirou01.html

漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介
https://www.kampo-view.com/search.html