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漢方ビュー通信

縦に線が入った爪、白っぽい爪…あなたの爪は大丈夫?

爪の異常が病気のサインとして表れることも

指先のオシャレにはこだわるけれど、爪の状態はあまり気にしていない――。
そんな人もいるのでないでしょうか。

そこで、まずはご自身の手の爪をチェック(ネイルをしていない爪を見ます)。
ピンク色で表面が滑らかなら問題なし。健康な爪といえるでしょう。

一方、爪の先端が反っている「反り爪」になっていたり、白っぽくなっていたりしたら要注意。もしかしたらカラダの不調があるかもしれません。
じつは、爪の異常が病気のサインとして表れることがあるのです。

年齢とともに爪も厚く、濁ってくる

爪は皮膚の一部で、角質が硬く厚く変化したもの。
手の爪は1日に約0.1ミリ、足の爪は約0.01ミリ伸びます。また、年齢とともに爪は厚くなり、黄色く濁って、縦にシワが寄ってくるようになります。

さて、気になる爪の異常ですが、状態によって以下のようなことがわかります。

反り爪

→鉄分が足りていない可能性があります

爪が白っぽい、青白い

→貧血やレイノー病(※)、肝臓の病気の可能性があります

丸まって厚く膨らんでいる

→心臓や肺の病気の可能性があります

小さい白い斑点がある

→1、2個のときは問題ないようですが、肝臓や腎臓、血糖値に問題あると増えてきます

※冷水に指先をつけたり寒い場所に出たりしたときに、手指に痛みやしびれ、チアノーゼなどの虚血症状を起こす病気

心配な人は、一度、内科などを受診することをおすすめします。

血の不足「虚血」でも爪の異常が

漢方の考え方

爪の異常でもっともわかりやすいのは、血行状態かもしれません。
私たちが一般的に爪と呼んでいる部分は、専門的には爪甲(そうこう)という部分です。
爪甲からは爪と皮膚がくっついている爪床(そうしょう)が見えます。
爪床の皮膚はとても薄いので、血行状態を確認しやすいといいます。

ちなみに、漢方でも爪の色が白い場合、「気・血・水(き・けつ・すい)」のうちの「血」が不足した「虚血(きょけつ)」と考えられています。
血虚があると、乾燥肌や顔色が悪い、抜け毛、不眠、めまい、手足のしびれといった症状が起こります。
この場合は、血を補う漢方薬(補血剤)が用いられます。
具体的に補血剤には、「四物湯(しもつとう)」、「当帰飲子(とうきいんし)」、「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」、「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」などがあります。

爪の先端がボロボロ・・・ストレスかも?

爪の先端がボロボロ・・・ストレスかも?

最後にストレスと爪の関係を。
もし爪の先がボロボロになっている場合は、「噛み爪」の影響かもしれません。
ストレスがかかったときやイライラしたときなど、意外と本人が気付かないうちに爪を噛んでいることがあるのです。知らず知らずのクセがありませんか?

ときどきは自然な状態の爪を見て、ココロとカラダの健康をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師がこの診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)

Jan 6 2021

医療ライター・山内

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