生薬辞典
黄耆【おうぎ】
日局
生薬ラテン名 : ASTRAGALI RADIX
- 基原
- キバナオウギ Astragalus membranaceus Bunge 又は Astragalus mongholicus Bunge(Leguminosae)の根
- 主要成分
- トリテルペノイド(アストラガロシドI、II及びIV)、イソフラボノイド(フォルモノネチン)、アミノ酸(γ-アミノ酪酸)など
- 薬能
- 主として体表の水のうっ滞(発汗異常や浮腫)を治す。したがって、黄汗、盗汗、浮腫を治す。(薬徴)
- 主な配合漢方薬
- 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など