生薬辞典
黄柏【おうばく】
日局
生薬ラテン名 : PHELLODENDRI CORTEX
- 基原
- キハダ Phellodendron amurense Ruprecht 又は Phellodendron chinense Schneider(Rutaceae)の周皮を除いた樹皮
- 主要成分
- アルカロイド(ベルベリン、パルマチン)、トリテルペノイド(オバクノン)など
- 薬能
- 殺虫作用。胃腸の炎症性病変、熱感を伴う下痢、有熱性の疾患による目の熱感、充血を伴う痛みを治す。(一本堂薬選)
- 主な配合漢方薬
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、七物降下湯(しつもつこうかとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)など