生薬辞典

茯苓【ぶくりょう】

茯苓

日局

生薬ラテン名 : PORIA

基原
マツホド Wolfiporia cocos Ryvarden et Gilbertson(Poria cocos Wolf)(Polyporaceae)の菌核で、通例、外層をほとんど除いたもの
主要成分
トリテルペノイド(パキマ酸、ツムロ酸)、少糖類(アラビトール)、多糖類(β-グルカン)など
薬能
主として動悸、筋肉がピクピクと痙攣するものを治す。また、小便が出にくいもの、めまいを治す。(薬徴)
主な配合漢方薬
小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)など
茯苓(ぶくりょう)