生薬辞典

甘草【かんぞう】

甘草

日局

生薬ラテン名 : GLYCYRRHIZAE RADIX

基原
Glycyrrhiza uralensis Fischer 又は Glycyrrhiza glabra Linné(Leguminosae)の根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)
主要成分
トリテルペノイド(グリチルリチン酸)、フラボノイド(リクイリチン)など 
薬能
主として急迫症状を治す。したがって、腹部の拘攣、疼痛などの急迫症状を治す。(薬徴)
主な配合漢方薬
葛根湯(かっこんとう)、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、小柴胡湯(しょうさいことう)など
甘草(かんぞう)