生薬辞典
当帰【とうき】
日局
生薬ラテン名 : ANGELICAE RADIX
- 基原
- トウキ Angelica acutiloba Kitagawa又はホッカイトウキ Angelica acutiloba Kitagawa var. sugiyamae Hikino(Umbelliferae)の根を、通例、湯通ししたもの
- 主要成分
- フタリド類(リグスチリド)、クマリン類、ポリアセチレン類など
- 薬能
- 血の働きを調和し、排膿や止血に働き、身体のうるおいを保ち、婦人の産後、ふる血の下らないもの、などを治す。(一本堂薬選)
- 主な配合漢方薬
- 紫雲膏(しうんこう)、七物降下湯(しつもつこうかとう)、当帰飲子(とうきいんし)、薏苡仁湯(よくいにんとう)など