ニキビ・ブツブツができやすい方のために!
顔にニキビやブツブツを発見した時は、気分が落ち込みますよね。
この症状、じつはふだんの食生活にも原因があると言われています。
そこで今回は、薬剤師である筆者が、顔のニキビやブツブツができやすい食生活について解説していきます。
健康のために飲んでいたのに逆効果?
朝、冷たいスムージーやフルーツジュースを飲むと美味しいですよね。
最近では、健康のために率先して飲む方も増えていますが、飲んだ後に、不調を感じた経験はないですか?
もちろん、手軽に栄養を摂取できるのでオススメですが、ここで重要なのはその「温度」。
冷たい状態のものが美味しく飲める気がしますが、じつは、胃腸の働きにダメージを与えてしまうことがあります。
胃腸の働きが低下すると、新陳代謝の低下や毒素が溜まりやすくなり、ニキビやブツブツの発生を引き起こしてしまいます。
朝一番に飲むものは、なるべく冷たいのを避け、少し常温に戻してから飲むようにしましょう。
また、白湯などで消化器系統を温めてから飲むのもオススメです。
エチケットのつもりが…?
集中力の低下や口臭を防ぐために、飴やガムを頻繁に食べていませんか?
じつはこの行為、一時的な効果はあるものの、長期的に考えたら悪影響になる可能性があるんです。
急な血糖値の上昇は、集中力の低下や精神を不安定にさせてしまったり、頭痛の原因になったりもします。さらに、甘いものは肌荒れの改善に必要なビタミンBを消費したり、免疫を低下させたりしますので、ニキビやブツブツを気にしている場合は控えた方がいいでしょう。
ふだんの飲み物にも気をつけて!
ふだん飲んでいるコーヒーや紅茶には、一般的に“カフェイン”が入っています。
じつはこのカフェイン、胃の働きを弱めてしまう作用があるんです。胃腸の働きが弱ると、上記のようにニキビやブツブツの原因となってしまうので、気になるときは控えた方がいいでしょう。
また、お付き合いや、食事のお供にお酒を飲むことも多いですよね。
残念ながら、お酒には血行をよくしてしまう働きがあるので、かゆみを感じたり、炎症を引き起こしたり、乾燥しやすくなったりする場合があります。
そのことから、ニキビの赤みを進行させたくないときは、なるべくアルコール類も控えた方がいいでしょう。
ふだん、摂ってしまいがちな食べ物や飲み物ですが、これらを控えることでニキビやブツブツが軽減するなら嬉しいですよね。ぜひ、試してみてくださいね。
薬剤師・大久保 愛