肌荒れ対策には「漢方薬」がオススメ!
肌荒れするたびに皮膚科に行くと、いつも同じ抗生剤や塗り薬が…。
治るまでに時間もかかるし、良くなったと思い薬をやめると、途端に再発…なんてことを繰り返す方はいらっしゃいませんか。
今回は薬剤師である筆者が、肌荒れには「漢方薬」がオススメな理由をお伝えしたいと思います。
肌荒れに「漢方薬」がオススメな理由
西洋医学では、肌荒れというと同じような系統の薬が処方されることが多いと思います。しかし、漢方医学では皮膚の色や状態、体質に応じて何十種類もの漢方薬からその時の症状に合わせたものを選ぶことができます。
例えば、赤く炎症を起こしやすい、膿ができやすい、乾燥して痒くなりやすい、イボができやすい、蕁麻疹ができやすいなどそれぞれ細かく対応することができます。また、肌荒れは精神的な影響やホルモン的な影響も受けやすいと考えられています。漢方薬は、1種類で多彩な症状を改善してしまうこともあるため、肌荒れを改善しながらその他の精神的な症状やホルモン的な症状にも同時に働きかけ改善することも期待できます。
日々の努力も必要です
肌荒れは、生活習慣の影響を非常に受けやすいです。下記のチェック項目のうち該当するものが6個以上ある人は、肌荒れしやすいタイプと考えられます。
早速チェックしてみましょう。
24時以降に寝る
甘いものや油ものをよく食べる
野菜や海藻はあまり食べない
お酒や甘い飲み物をよく飲む
運動する習慣がない
完璧主義でせっかち
部屋が汚い
便秘か下痢になりやすい
ストレスが多い
患部を触る癖がある
いかがでしょうか?肌荒れが気になる人はこれらのチェック項目に該当しなくなるように日々努力することが必要です。
お肌以外の問題が隠れているかもしれないので、一度、漢方に詳しい医師に診てもらい相談してもよいかもしれません。
生活習慣を正す努力をしながら、漢方薬を活用して、症状を早く改善し再発のしないカラダを作っていきたいですね。
ご存じですか?
医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)
薬剤師・大久保 愛