出たぁ〜!ニキビ発見…その原因と対策は?
ふと鏡を見たら、フェイスラインに“ニキビ”を発見!
このままアゴのあたりに大量のニキビが増殖してしまうかもと思うとゾッとしてしまいます。新しいニキビが出てこないうちに、早く治すことができたらと思いますよね。
今回は、薬剤師である筆者がフェイスラインにできやすい“アゴニキビ”の原因と対策について紹介します。
なぜアゴにニキビができやすいの?
そもそもニキビは、毛穴が詰まって、その中で炎症が起きている状態のことです。
アゴはあまり汗をかかない部分で、もともと毛穴が発達していません。ですから、皮脂の分泌が少し増えただけでも毛穴が詰まりやすいとされています。
さらに女性は、ホルモンの変動により皮脂の分泌量も変動しやすいため、毛穴が詰まりやすくなっています。生理周期によって、ニキビに悩む女性が多くいるのはこのためです。
簡単アゴニキビの対策5つ
誰よりもお肌ケアに気をつけているはずなのに、いつもアゴニキビに悩まされている方も多いと思います。
毎日のケアで改善できていないのであれば、今回紹介するアゴニキビ対策5つをぜひ実践してみてください。
1.ストレスを感じていると思う時や生理前に過食しないようにする
ストレスを感じているなぁと思う時は、ついつい食に走りがちですが、なるべく食べ過ぎには注意しましょう。
また、生理前はホルモンの関係で皮脂分泌も多くなりやすく、脂っこいものや甘い物、レトルト食品などの食べ過ぎはさらなる皮脂分泌を招く可能性があります。
2.顔を触る癖をなくす
長電話をしている時や、ふとした時にアゴの周りや顔を触っていたりすることはありませんか。手には目に見えない雑菌がたくさんいるので、知らぬ間に毛穴に細菌が入りアゴニキビができる場合があります。
手は常に清潔にしておくとともに、ニキビができやすい場所や炎症部位はなるべく触らないようにしましょう。
3.すぐに怒ったりイライラしないようにする
些細なことでもイライラしたりすぐ怒ったりしていると、交感神経が優位になり結果的に皮脂の分泌量が増えることがあります。
ニキビ対策をしていてもなかなかアゴニキビが減らずイライラしている人は、日頃から深呼吸を心がけましょう。
4.日焼け対策をしっかりと行う
紫外線により肌のバリア機能が働くことで角質が厚くなったり、活性酸素の影響で新陳代謝が乱れることがあります。
毛穴が詰まりニキビの原因にもなることがあるので、できるだけ日焼けはしないようにしましょう。
5.過剰なクレンジングや洗顔は避ける
肌を洗いすぎてしまうと、バリア機能が低下してしまい、逆に皮脂をたくさん分泌して肌を守ろうとします。その結果、ニキビの原因となることがあるのでゴシゴシと洗顔するのは控えたほうがよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
洗顔や基礎化粧品だけではなく、アゴニキビの対策は多岐にわたります。しっかり対策をとって、ファンデーションなどで隠さなくてもよいお肌をつくりましょうね。
薬剤師・大久保 愛