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ヘルシーライフのために加えたい、歌う習慣

ヘルシーライフのために加えたい、歌う習慣

声の調子や感じを表す「声色(コワイロ)」は、その人の印象だけでなく、話す内容の伝わり方にまで影響します。
そして、この声に自信を持つことは、カラダにもさまざまな効果をもたらします。
特に“歌う”ことは、健康寿命を延ばし、若々しくいるためにとても大事な行為であることが分かってきました。

今回は、薬剤師である筆者が、歌うことが健康に与える影響について解説したいと思います。

声が出る仕組み

声が出る仕組みは、声帯で震えて出た音が、口や喉の空洞で響くことです。
そして歌うときは、音を“響かせる”ポイントとして、横隔膜周辺の呼吸筋を柔軟に動かし、背筋を伸ばすこと、そして舌の周辺の筋肉を動かすことが重要です。

イメージするのは難しいですが、これらの動作はカラダに良い効果をもたらします。

歌うことがカラダに与える効果

歌うことがカラダに与える効果

1)嚥下の力がつく

歌うときに舌根を自由自在に動かせる人は、声の出し方が上手な人です。
この動きは、喉周辺の筋肉を使うため、飲み込む力が鍛えられます。

 こんな方にオススメ!

加齢に伴い飲み込む力は低下していきます。
そこで、30秒間、唾を飲み込む動作をしてみましょう。このとき、唾を5回以上飲み込めない方は、飲み込む力が低下している可能性があります。

2)姿勢が良くなる&体幹が鍛えられる

背筋を伸ばし、横隔膜をはじめ腹斜筋や腹直筋などの呼吸に関わる筋肉を意識しながら声を出すことは、体幹を鍛えることにもなります。
体幹は内臓を支える役割があるので、胃下垂の予防になります。さらに背筋が伸びることで、呼吸も深くなります。

 こんな方にオススメ!

仕事中や何かに集中している時など、気づかないうちに呼吸が浅くなることがある人。

3)口臭対策になる

声を出すことによって、口周辺の筋肉を動かします。その結果、唾液の分泌も期待できます。唾液の分泌が低下し、口の中が乾燥すると嫌気性菌が活発になり口が臭くなることがあります。

 こんな方にオススメ!

口臭が気になり、口腔内が乾燥する人です。

4)ストレス発散になる

大きな声を出すことや、歌が上達すること、友人とのコミュニケーションをとることは、ストレスの発散につながります。

 こんな方にオススメ!

ストレスを感じやすい人やその発散方法が見つからない人です。

3大死因である肺炎の予防にも

3大死因である肺炎の予防にも

日本の3大死因をご存知ですか?
厚生労働省の発表では、「悪性新生物」、「心疾患」、「肺炎」の順となっています。
「脳血管疾患」も多いのですが、近年では高齢化が進み65歳以上の誤嚥(ごえん)がきっかけとなる肺炎で死亡する例が増えてきています。
誤嚥とは、唾液や痰、食べ物などが誤って食道ではなく気管に入り込んでしまうことを言います。そして、その結果、肺に炎症を起こし肺炎の原因となることがあります。

飲み込む力が低下することは、老化現象として仕方のないことです。
しかし、口腔ケアをすることで、3大死因のひとつの要素を少しでも防ぐことができるのなら迷わず実践するべきでしょう。

このように楽しく歌うことは、さまざまな健康効果をもたらします。
該当する人や、気になった人は、歌を歌う習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

こちらも参考に!

悩み別漢方「のどのつかえ感(咽喉頭異常感症)」
https://www.kampo-view.com/nayami/inkoutou01.html