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難聴は誰にでも起こりうる!?大事なのは早期発見・早期治療

難聴は誰にでも起こりうる!?大事なのは早期発見・早期治療

難聴とは、聴覚が低下した状態──つまり、音や声がよく聞こえなかったり、聞き取りにくい状態のことをいいます。
難聴は老化によるイメージがありがちですが、じつは若い人をはじめとして幅広い年代の間で起こっています。その原因はさまざまで、めまいや耳鳴りを併発することもあるようです。

今回は、薬剤師である筆者が、社会生活に支障をきたす「難聴」について解説します。

難聴とは?その種類と原因を解説

難聴のタイプは、大きく2つに分けることができ、「伝音性難聴」と「感音性難聴」があります。
それぞれ詳しく解説します。

難聴とは?その種類と原因を解説

<伝音性難聴>

伝音性難聴は、外耳から中耳である鼓膜の周辺に、何らかの障害があることで起こる難聴です。
例えば、耳垢の詰まりや中耳炎が原因で音が聞こえにくくなります。
そもそも音は空気の振動として伝わりますが、それが障害されてしまい、音の振動がうまく増幅しない状態です。
伝音性難聴は、補聴器を使用することで改善される場合がありますが、中には医学的治療外科手術によって改善されるものもあります。

<感音性難聴>

感音性難聴は、中耳より奥の内耳、蝸牛神経、脳の障害により起こる難聴です。
本来、音は内耳まで振動として伝わり、それを信号に変換することで脳に伝わります。この変換がうまくできていない状態です。
感音性難聴の原因はさまざまで、先天的な原因と後天的な原因とに分けられます。
先天的な原因による難聴は、新生児に多く見られ、遺伝や発達異常が原因とされています。
また、後天的な原因による難聴は、加齢や外傷、何らかの病気を発症することが原因で起こるとされています。
それでは、代表的な後天的原因による難聴を紹介します。

1)突発性難聴

子どもから高齢者まで、幅広い年代で起こるとされています。
原因ははっきりと分かっていませんが、ストレスや疲れ、ウイルス感染などが関係すると考えられています。
症状としては、片耳が聞こえにくくなります。耳がこもった感じになり、耳鳴りやめまいを伴うこともあります。
突発性難聴は、早期発見・早期治療が重要です。もし、急に聞こえにくくなったと感じたら早めに受診することをオススメします。

2)ヘッドフォン難聴

比較的、若い世代に多い難聴です。
原因は、音響外傷のひとつで、ヘッドフォンの大きな音が聴覚器官に影響を与えることによって起こります。
症状としては、音楽を聞いている時やその後に、耳奥の痛みや耳鳴り、聞こえにくさを感じることがあります。また、高音から徐々に聞こえにくくなり、低音にまで進行していきます。
突発性難聴と同様に、早期の治療が大切です。

3)騒音性難聴

ヘッドフォン難聴と同様に、大きな音を聞く環境にある人に起こりやすい難聴です。
例えば、ライブハウスや工事現場の作業などで慢性的に騒音に晒されていることが原因となります。

4)低音障害型感音難聴

20〜40代の女性に増えている難聴です。
症状としては、低音が聞こえにくくなっている状態になります。
明確な原因は分かっていませんが、ストレスや睡眠不足、カラダの慢性的な疲れなどが関係すると考えられています。

難聴に伴う諸症状対策に漢方薬を

難聴の中でも、感音性難聴における後天的なものの原因ついては、外傷要因(大きな音による聴覚器官への影響)と、肉体的疲労・精神的疲労によるものがあると分かりました。

外傷要因については自分自身で気をつけることが大事です。
そして“疲労”には、長時間の運動や労働、精神的な作業によるストレス、老化によるカラダへの影響などが考えられますが、それらを緩和するには「漢方薬」という選択肢もあります。

漢方医学の考え方では、疲労は体内の生命活動をコントロールする「気・血・水(き・けつ・すい)」の不調和が原因と考えられています。
この「気・血・水」のバランスを整えることで、疲労を改善し、結果的に難聴による諸症状改善にもつながるのです。また、漢方薬には、1つの薬に複数の成分が含まれているので、1剤で難聴に伴う耳鳴りやめまいなどに対応することができる場合もあります。

いずれにせよ、難聴は早期治療が大切です。
治療に際して、漢方薬を検討される場合は漢方に詳しい医師・薬剤師に相談しましょう。なぜなら、漢方薬は自分の体質にあったものを選ぶことが大切だからです。


難聴にはさまざまな原因があります。
騒音や音の大きさなどを避けることで、難聴を予防できることもありますが、ストレスや疲労、老化など、どうしても避けることが難しいものもあります。

日々の生活を見直すこと、そして漢方とうまく付き合っていくことで難聴対策をしていきましょう。

こちらも参考に!

悩み別漢方「疲労」
https://www.kampo-view.com/nayami/hirou01.html

漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介
https://www.kampo-view.com/search.html