あなたのお尻は冷たくない?「下半身デブ」になるNG行動3つ
お尻をさわると、別人かのようにひんやり冷たくなっていることはありませんか?
実はそのお尻の冷えは、足先からお尻まで寒さを感じやすくなるだけではなく、セルライトの原因にもなっているのです。
冷たい部分は血行やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなってお尻が垂れ始め、下半身に老廃物を溜め込みやすくしてしまいます。お尻が冷たい人は、冷え症(冷え性)だけではなく下半身デブになりやすいので気をつけるべきことがあります。
今回は、下半身デブになってしまうNG行動と対策をご紹介します。
下半身デブになる…NG行動3つ
(1)足を組む癖がある
足を組み骨盤が歪むことで血管や神経が圧迫され、血行が悪くなったり骨盤におさまる内臓の働きが悪くなり、代謝が悪くなることがあります。
(2)仕事の合間にお菓子をつまむ
気分転換に少しなら良いだろうと、甘いものを食べると、急に血糖値が上昇し脂肪がつきやすくなります。お尻は特に脂肪を蓄えやすい部位なので注意が必要です。
(3)運動する習慣がない
お尻の筋肉は、日常生活でなかなか使う機会がありません。放っていると脂肪がつきやすい部位なので、どんどん脂肪がつき筋肉量が減り、お尻が垂れていきます。
下半身デブとの対策法
仙骨を温める
同じ姿勢で空調の効いた部屋に長時間滞在する時は、小さめのカイロで仙骨を温めましょう。仙骨はお尻の割れ目の少し上の脂肪が少ない部分です。脂肪が少なく、神経や血管も集中しているため、内臓が温まりやすい部分です。
お尻のエクササイズ
床に仰向けになります。そして、椅子やベッドなどの段差に、両足を膝の角度が90度になるようにして乗せます。
次にお尻を上に持ち上げます。この時、膝とお尻と背中が一直線になるようにし、背中は反らないよう気をつけます。その後、ゆっくりとお尻を床にもどします。この動きを10回繰り返し、3セット程度行います。
またこの動きに慣れたら、腹部に重りを乗せたり、片足をまっすぐ上げて同様の動きをすると負荷がさらに加わり効果的です。
お尻のマッサージ
ゴルフボールを準備してください。床に足を伸ばして座り、ゴルフボールをお尻で踏みます。全体重をかけて、ゴルフボールをコロコロと動かしながらお尻全体を刺激します。凝り固まった筋肉がほぐれ、血行も改善します。
ひんやりお尻は健康にも悪い!
お尻の冷えは下半身デブを招くだけではなく、婦人科系にも影響を与えてしまいます。一日も早く、温かく程よい筋肉のある素敵なお尻に戻したいですね。
薬剤師・大久保 愛