バレンタインデーが近づき、真剣にダイエットを考え始める人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、頑張ろうと意気込んでも仕事で疲れてしまって、なかなか思うように進まず、結果が出にくいことも……、3日坊主になりがちですよね。

しかし、女子にはダイエットに最適な時期があるのです。1カ月で最も痩せやすい1週間があったとしたら…、その1週間に集中してダイエットを行えば効率的。

今回は、薬剤師の筆者が、女性ホルモン周期を活用したおすすめのダイエット方法を紹介したいと思います。

生理周期による分類を知ってダイエットを有効にする

生理周期は「生理中、生理後、生理前」の3つに分類することができます。生理後の約7日間はエストロゲンの分泌量が多い時期であり、生理前の約10日間はプロゲステロンの分泌量の多い時期です。

エストロゲンの分泌が多い生理後は、脂肪の燃焼量が多くなるため、運動すると効率的に脂肪を燃焼しやすくなります。

プロゲステロンの分泌量が多い生理前は、摂取したものを脂肪や水分として蓄えたり、大腸のぜん動運動も低下するので、便秘になりやすくなったりします。また、食欲が増したり精神的に不安定になりやすい時期なので、ダイエットは、生理後のほうが効果が出やすいのです。

生理後7日間の効果的なダイエット方法

ダイエットの効果が一番出やすい時期は、生理後7日間です。まずは、1日で食べたものをすべて記録して、その内容を把握してみましょう。タンパク質と食物繊維が食事の度にしっかり摂取できているか、間食や夕飯の糖質が過剰になっていないか、脂質が多くカロリー過多になっていないか確認してみましょう。

また、運動効率の良い時期なので、朝ジョギングをしてみたり、一駅歩いてみたり、筋トレをしてみたりと、この7日間だけは、運動を毎日習慣にするとよりダイエット効果を感じやすくなります。

ダイエットをサポートする！生理前10日間の過ごし方

食欲が増して食べてしまうのは意思が弱いからではありません。ホルモンの変化の影響もあるので、食べるものに気をつけ食欲を満たしましょう。

生理前はむくみやすく、便秘になりやすい時期なので、これらを解消するためのおすすめ食材を紹介します。
例えば、むくみを改善する「カリウム」が多く含まれるものには、バナナやキウイ、アボカド、干しぶどうなどがあります。

一方、便秘を改善してくれるのは納豆やワカメ、キムチなどです。これらを中心に食欲を満たすとダイエットをサポートしてくれます。

あとは、アルコールを少し控えて体を温め、ストレッチで血行を良くし、リラックスして過ごしましょう。
どうせやるなら無駄なく効果的にダイエットしたいですよね。ホルモン的に太りやすい時期は太りすぎないように気をつけて、痩せやすい時期にまとめて効率良くダイエットを強化して、バレンタインデーまでにスリムな体型になりましょう。