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漢方ビュー通信

腸内環境を整えよう!簡単にできる「腸活法」

腸内環境を整えよう!簡単にできる「腸活法」

食事や運動などに気を配りながら、腸内環境を整える「腸活」という取り組み。
近年これほど話題になっているのは、腸内には免疫細胞の7割以上が存在するとされ、免疫力の有無が問われる今の時代に欠かせないことだからでしょう。

腸活の実践として、毎朝ヨーグルトを食べたり、寝る前に乳酸菌飲料を飲んだり、さまざまなサプリメントや発酵食品を試されている人も多いと思います。
しかし、それら以外にも実践できる簡単な腸活があるのです。

そこで今回は、薬剤師である筆者が、ぜひ取り入れてほしい腸活法について紹介します。

よく噛むことが、手っ取り早い腸活法に

よく噛むことが、手っ取り早い腸活法に

今すぐ簡単に実践できる腸活法のひとつに、“よく噛む”ことがあります。

じつは、噛む回数が少ない人には、便秘の人が多いといわれています。
これは、食事の際に、あまり噛まないで飲み込んでしまうと、食べ物の分解に時間がかかり胃腸の負担になってしまうことが原因とされているからです。
なので、噛む回数を増やすことで唾液の分泌を増やし、胃腸での消化をスムーズに行えるようにすることが大切なのです。

また、唾液の分泌が増えるということは、食べ物に水分を多く含ませることにもつながります。
腸内は、乾燥していると蠕動運動が止まってしまうので、噛めば噛むほど腸の蠕動運動がスムーズに行われるようになります。

咀嚼の回数は30回くらいを目安にすると、腸活につながると思います。
咀嚼回数を数えるのが面倒な人は、噛んでいるうちに固形物がなくなり甘味を感じるようになったら飲み込む、ということを目安にするとよいでしょう。
甘味を感じるのは「アミラーゼ」という酵素に食べ物が分解され、でんぷんが分解されていることを意味します。
食事を楽しむといった意味でも、じっくり一口ずつ味わいながら試してみてはいかがでしょうか。

漢方視点でみる腸活

漢方の考え方

冒頭でも触れたように、腸内環境を整える腸活は、乳酸菌類や食物繊維などを積極的に摂って腸の働きを活性化するという方法が一般的です。
では、漢方医学では腸活をどのようにみるのでしょうか。

腸の働きが低下しているとき、漢方ではさまざまな原因が潜んでいると予測します。
漢方では私たちのカラダにおいて、「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの要素がうまく巡ることによって健康が維持されていると考えています。そして、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、何かしらの不調が起きてくるとされています。

つまり、腸の働きが低下しているときは、「気・血・水」のいずれかのバランスが崩れているのではと考えるのです。
そこで、体質改善を行いつつ、症状をみながらその人の体質に合った漢方薬を処方して対策を行っていきます。その際、腸の働きがなぜ悪いのかという根本的な原因に注目して対策を取ることができるのも、漢方医学の特徴であり、おすすめできる理由のひとつです。

腸の働きに自信がなかったり、慢性的な腸の悩みを抱えていたりするようであれば、一度カラダを整えるといった意味でも、「漢方」に触れてみてはいかがでしょうか。
もし、気になるようなら、まずはお近くの漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することから始めてみましょう。

こちらも参考に!

漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介
https://www.kampo-view.com/search.html

Jul 30 2021

薬剤師・大久保 愛

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