漢方ビュー通信

【3分薬膳】ご飯にかけるだけ!「春の疲労回復レシピ」

【3分薬膳】ご飯にかけるだけ!「春の疲労回復レシピ」

“薬膳”ってなに?

薬膳と聞くと、家庭で作るのは難しいものだと想像しませんか?
薬膳とは、食べる人の体調や体質を考えて食事を提供することをいいます。なので、どの家庭でも簡単に取り入れることができるのです。

春の不調はどうして起こるの?

気温と環境の変化が多いのが春の特徴です。
春になると気温が暖かくなり、血管や筋肉が一時的に緩みやすくなります。そうすると、心臓へ血液を戻す力が弱まり、血圧が低くなりやすくなります。血のめぐりが悪くなってしまった部位が頭であれば、頭痛やめまいが起こりやすくなったり、胃腸であれば消化の働きが弱くなったりします。また、朝はより血圧が下がりやすいため、春になるといくら寝ても寝足りなく感じたり、午前中にだるさを感じやすくなったりします。こうして、低血圧気味による様々な症状が引き起こります。
さらに、気温と環境の変化は体を一定に保とうとする自律神経を乱す要因となりやすいのです。自律神経の乱れも体にだるさや眠気、気分のムラや動悸や頭痛や生理不順など様々な症状を引き起こしやすくしてしまいます。

春の疲れをとる“薬膳3分レシピ”

作り方は簡単!材料を混ぜてつぶすだけです。

食材は乾物を使います。乾物には、疲れをとってくれるミネラルがとても豊富に含まれていて、栄養価が高いだけではなく旨味も凝縮されています。そこで最適なのが“ふりかけ”。この乾物を使った“薬膳ふりかけ”を食事のたびに、ごはんやサラダにかけたり、調味料にしたり、揚げ物の衣にプラスしたりと日常の食事に取り入れてみましょう。

作り方は簡単!材料を混ぜてつぶすだけです。

材料は、ゴマ干しわかめのり鰹節を大さじ3ずつ。これをすり鉢かミルでつぶすだけで完成。もし、干し海老や赤しそ、昆布茶などがある人はアクセントにもなるのでプラスしてみてくださいね。

春の疲れをとる“薬膳3分レシピ”

疲労回復に役立つ食材を日々の生活に取り入れて、元気な毎日を送りましょう。

Apr 25 2017

薬剤師・大久保 愛

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