老けたかも?「ほうれい線が目立つ人」の対策

体がどんなに元気でも、老け顔の印象を与えてしまうのが“ほうれい線”。
メイクでも基礎化粧品でもなかなか隠すことが難しく、老け顔の原因No.1とも言われています。
年齢とともにどうしてもできてしまうものですが、なるべく作りたくないもの。
今回は、ほうれい線が出来やすい人の食事と対策を薬剤師の筆者がお伝えします。
ほうれい線ができる原因

ほうれい線の原因は、皮膚の老化と表情筋の衰えにあります。この老化を起こす原因物質を“AGEs”といいます。これは体内の糖分が過剰になり、体の細胞を作っているタンパク質が糖と結合して生成される物質です。
AGEsは、皮膚の新陳代謝を落とす作用があるため、ほうれい線を作りやすくしてしまうのです。
AGEsが生成されやすい食材3つ
AGEsを作らないためにも、避けた方が良い身近な食材ベスト3を紹介しますね。
これらは、血糖値を急激に上げてしまう食べ物です。
- 飴玉・・・仕事中の眠け覚ましや口臭予防に食べる機会が多いと思います。
- パン・・・ブレックファーストやランチはパンと決めている人も多いのでは。
- パスタ・・・じつは麺類全般です。ランチは焼きそば、ラーメン、パスタのどれかになってはいないでしょうか?

これらが日ごろの食生活に含まれている人は要注意です。食物繊維をしっかりとって、血糖値を急激に上昇させてしまうような食材はできるだけ控えましょうね。
AGEsができやすい人の特徴
AGEsを作らないためには、食事だけではなく、生活面でも気をつけるべきことがあります。
まず、運動しない人・筋肉が弱っている人は要注意。筋肉は食事由来の糖質を吸収し血糖値をコントロールしてくれます。急に運動を始めることは大変ですが、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使用したり、歯を磨く時はつま先立ちをしてみたりと、簡単にできることから始めてみましょう。
笑顔はほうれい線の原因ではない

笑うことでほうれい線ができると思っている方も多いのでは?
しかし、それは間違い!お口の周りの筋肉や頬の筋肉を鍛えることで、表情筋の衰えを食い止めることができます。つまり、口角をあげてとびっきりの笑顔でいた方が、ほうれい線の予防になるんです。
日々の生活で少し気をつけて笑顔でキュートに過ごしましょうね。
薬剤師・大久保 愛