漢方ビュー通信

汗かきさん必見!「お手軽止汗術」3選

通勤電車の中でダラダラと汗が止まらなくなったり、洋服に脇汗のシミができてしまったり、汗の匂いが気になったりと、「汗」は身近な問題ですね。

今回は、薬剤師である筆者が自分の意思では止めることのできない、「汗を止める術」を3つお伝えしたいと思います。

魔法のスプレーをシュッ!

魔法のスプレー「重曹」をシュッ!

まずは、日常で携帯しておくと役立つ“スプレー”のご紹介です。
使用するのは、料理から掃除まで幅広く活用することができ、かつ安全性が高く比較的安価である「重曹」です。
重曹は水分を吸収する働きがあるため、ダラダラと止まらない汗に効果的です。また、汗を放っておくと汗腺が多い脇などの部位では菌が増殖しやすく、嫌なにおいが発生しやすくなります。また、このにおいの元の性質は酸性であるため、アルカリ性である重曹はにおいを中和することができます。
つまり、重曹を使うことで、汗対策とにおい対策が同時にできてしまうのです。それでは、重曹をつかった魔法のスプレーの作り方です。簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

【材料】

水: 100ml

重曹:大さじ1

容器:スプレータイプのもの

【作り方】

容器に水と重曹を入れて完成です。お好みでアロマオイルを入れるのもオススメです。注意点としては、防腐剤が入っていないので早めに使い切ることです。

ツボ押しで防汗

「大包(だいほう)」というツボを押して防汗

脇の下あたりにある「大包(だいほう)」というツボは汗予防に効果があります。
方法は簡単。腕を組むように両腕を交差します。その時、脇の下で簡単に指が届く部位が大包です。左右同時に痛気持ちいいくらいの強さで2、3分程度押してみましょう。

ダラダラ汗のために必要な栄養素

最後に、カラダの中からの対策法をご紹介します。
どうしても暑い季節だけでなく、暑がりな方は、体内に熱がこもりやすくなり、汗をかきやすくなります。この余分な熱を逃がしてくれるのが「カリウム」です。なので、なるべくカリウムを多く含む食材を摂るようにしましょう。
例えば、夏によく食べられる枝豆やアボカド、トウモロコシ、セロリなどにカリウムが多く含まれています。水分代謝も整いむくみ対策にもなります。


いかがでしたか?どれも簡単な方法なので、すぐに実践できるものばかりだと思います。
毎日汗にストレスを感じている人はぜひ試してみてくださいね。

Sep 26 2017

薬剤師・大久保 愛

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