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タバコだけではない!老化を促進するNG習慣3つ

タバコだけではない!老化を促進するNG習慣3つ

タバコといえば美容の大敵として有名ですが、気付かずにしている毎日の行動の中にも、肌に悪影響を与えたり、老化を早めてしまうものがあります。
一般的なNG習慣として、紫外線対策を怠ったり、洗顔やシャンプーなどの洗い残しなどが知られていますが、もっと意外で身近な「老化を招く習慣」があったのです。
今回は、老化を促進してしまう身近な習慣についてお伝えしたいと思います。

1:肩こりを放置する

老化を促進するNG習慣1:肩こりを放置する

肩こりを放置すると、次のような症状が次々と連鎖的に起こることが考えられるので要注意です。
まず顔周りの血流や、リンパの流れが悪くなります。次に、姿勢は猫背になっていき、最後には顔の筋力である表情筋も凝り固まってしまいます。
では、この流れがどのように「老化を促進」することになるのか、解説していきましょう。

まず、顔周りの血行が悪くなることで、お肌の乾燥やくすみを引き起こします。すると、リンパの流れも悪くなり、瞼が腫れぼったくなるなど、フェイスラインに締まりがなくなってしまいます。
次に、肩こりの症状が重くなってくると、姿勢が猫背になってしまいます。
この時、顎が前に突き出されたような形になるため、首の筋膜も常に引き伸ばされている状態に。こうなると、二重顎になりやすく、首もたるみやすくなります。さらに、表情筋が凝り固まると顔の筋力が低下し、全体的に顔がたるんでいる印象を与えることになるのです。

2:口呼吸をしている

老化を促進するNG習慣2:口呼吸をしている

口を閉じる筋肉は口輪筋や笑筋ですが、この筋肉は目元や頬などの筋肉と連動しています。つまり、口を開けたままの状態で生活を続けていると、口周りの筋肉が衰えてしまい、口角が下がり、頬も下がってしまいます。
また、口呼吸の場合、本来上顎に位置する舌が下顎に位置することから筋肉が使われません。舌は顎の筋肉につながっているため、舌の筋力の低下は二重顎を招いてしまいます。
口呼吸は改善し、鼻や腹式で正しい呼吸法を行いましょう。

3:歯の食いしばり、歯ぎしりをする

老化を促進するNG習慣3:歯の食いしばり、歯ぎしりをする

歯の食いしばりや歯ぎしりをすると、肩こりと同様にリンパの流れが悪くなりますが、それ以外にも悪影響があります。それは、老化防止ホルモン“パロチン”の分泌を抑制してしまうことです。
唾液には、様々な酵素やホルモンなどが含まれていますが、その中にパロチンも含まれています。食いしばりや歯ぎしりをすると唾液腺が圧迫され、パロチンの分泌が抑制されることから老化が加速します。


改善したい部分のみにフォーカスするのではなく、体を全体的に診て対処する必要があります。健康体でのびのびと過ごすことができると、老化防止につながります。該当習慣がある人は、気をつけてみてくださいね。

Aug 15 2017

薬剤師・大久保 愛

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