漢方ビュー通信
尿漏れは●●が関係していた!?簡単にできる尿漏れ対策3選
笑ったときやくしゃみをしたときに「あっ…」と尿漏れを感じたことはないでしょうか。他人に相談しにくく予防策も取りづらい尿漏れですが、じつは尿漏れしやすい人には特徴があったのです。
今回は薬剤師である筆者が、尿漏れをしやすい人の特徴と対策についてお伝えします。
足を組んで座るのはNG?
座るときに、足を組んだり、足を開いたり、あぐらをかいてはいませんか?
このような座り方をしていると衰える“筋肉”があります。それは、「内転筋」と呼ばれる筋肉です。内転筋は、太ももの内側の筋肉で骨盤底筋と連動しているため、内転筋が弱ると骨盤底筋も弱り、また骨盤底筋が弱ると内転筋も弱ります。じつは、この2つの筋肉が弱ると、尿漏れを起こしやすくしてしまうのです。
なので、普段から座るときに膝と膝をくっつけた状態で過ごすと、内転筋、骨盤底筋が鍛えられ尿漏れ対策にもなります。
尿漏れ対策エクササイズ3選
それでは、内転筋を刺激して尿漏れを予防するエクササイズを3つご紹介します。
(1)相撲スクワット
【方法】
- 背筋を伸ばし胸を張って立ちます。
- 足を肩幅の1.5倍くらいに開き、つま先を外側に向けます。
- 膝がつま先の方向を向くようにして、両足の太ももが床と平行になるようにしゃがみ元の位置に戻ります。
これを30回程度繰り返します。
(2)膝と膝の間にペットボトルを挟んで座る
【方法】
椅子に座っているときに、膝と膝の間にペットボトルを挟み30秒間ペットボトルを潰すように力を加えます。
(3)サイドランジ
【方法】
背筋を伸ばし胸を張って立ちます。
足を肩幅の2倍くらいに開き、つま先を外側に向けます。
片方の膝を曲げ、曲げた足に体重をのせ腰を深く落とします。
重心を真ん中に戻し元の位置にもどします。
逆足も同様に行います。
20回繰り返します。
このエクササイズは、内転筋だけではなく、大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングも鍛えられヒップアップにもオススメです。
どれも簡単なエクササイズです。尿漏れ対策だけではなく下半身の引き締めにも効果的です。気になる人は習慣に取り入れてみてくださいね。
Dec 1 2017
薬剤師・大久保 愛