温活でいつでもポカポカ!オススメ「スパイスティー」3選
芯から冷えてしまった時は、カラダの内側から温めたくなりますよね。そんな時、簡単にカラダを温めてくれるのが「スパイスティー」。ちょっぴりスパイシーな温かいお茶を、体調に合わせて手作りできたら素敵ですよね。
今回は薬剤師である筆者が、カラダをポカポカにする「スパイスティー」を紹介したいと思います。
オススメの「スパイスティー」レシピ3つ
1:「クローブ」を使ったスパイスティー
クローブは、漢方薬の原料となる生薬において「丁子(ちょうじ)」という名前で扱われています。代表的な使用方法として、煮込み料理や肉料理などに使われるスパイスとして広く知られています。
クローブには、血行を促進する働きと胃腸を助ける働きがあり、寒い時にカラダを温めてくれます。また、今回一緒に使うオレンジにもお腹の調子を整える働きがありますので、寒くてお腹の調子がいまいちな時にオススメです。
【材料】
オレンジのスライス…1枚
クローブ …3粒程度
温かい紅茶 …1杯分
【作り方】
オレンジのスライスにクローブを差し込んだものを作っておきます。これをカップに移し
温かい紅茶を注いだら完成。
2:「山椒(さんしょう)」を使ったスパイスティー
山椒はうなぎにふりかけるイメージがありますが、意外に日本茶とも相性が良いのです。
山椒に含まれる“サンショオール”は代謝を促進したり発汗を促す働きがあり、寒い時にはオススメです。また、山椒は胃腸の働きを改善する漢方薬に含まれることも多く、一緒に使う緑茶も“カテキン”を含むため免疫力を高めたい時にもオススメです。寒くて風邪を引きそうな時にお試しください。
【材料】
温かい緑茶…1杯分
山椒 …お好みの量
【作り方】
カップに温かい緑茶を注ぎます。お好みで山椒を振りかけたら完成です。
3:「カルダモン」と「シナモン」を使ったスパイスティー
エスニック料理によく使われるカルダモンですが、咳や痰など風邪や花粉症などの呼吸器の働きを助けたり胃腸の働きを助けたりします。また、シナモンは漢方薬の原料において「桂皮(けいひ)」と呼ばれ、血管を拡張し血行を改善する働きがあり、冷えが気になる時によく使われます。
寒くて、喉の調子が良くない時にお試しください。
【材料】
シナモンスティック…1本
カルダモン …4粒
紅茶 …2杯分
【作り方】
カルダモンを潰し、シナモンスティックは半分に折る。
材料全てを鍋に移し、1〜2分程度煮詰めたら完成です。
どれも簡単に作れるものです。ちょっと寒いなと思ったときは、ふだん飲んでいる飲み物の代わりにぜひ温かい「スパイスティー」を試してみてくださいね。
ご存じですか?
医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)
薬剤師・大久保 愛