だるい日々が続くあなたに!超簡単チベット体操のススメ
見た目だけではなく、カラダの内側からキレイになりたい!
しかし、毎日運動したり、ランニングやヨガなどに挑戦したいけど、なかなか踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにオススメしたいのが「チベット体操」。
ヨガの動きを元につくられた5つの動きから成り立つ非常にシンプルな体操で、10分程度で終えることができます。
今回は、チベット体操のインストラクターでもある筆者が、家で簡単にできるチベット体操を紹介します。
チベット体操ってなに?
そもそも「チベット体操」とは、チベットの修行僧たちが標高の高い酸素の薄い山脈で、ヨガを元に作った動きのこと。
酸素が薄い土地で、無駄な動作を減らすために作られたものなので、効率よく全身に酸素を取り入れることができるシンプルな体操です。
たった5種類の体操ですが、深い呼吸とともにカラダ全身をほどよく伸ばすことができ、かつインナーマッスルも鍛えることができます。
また、血行が良くなり筋肉の緊張もほぐれるので、冷えやだるさを気にする人には特にオススメです。
チベット体操の方法
非常にシンプルです。
初めから完璧を目指さなくても大丈夫ですので、毎日少しずつ続けることから始めてみましょう。
一連の流れは5つの動きから成り立ちますが、この動作をはじめは1日3回繰り返します。慣れてきたら、繰り返す回数を徐々に増やし最大21回まで増やします。
それでは、方法を紹介します。
1
姿勢を正し、まっすぐ立ちます。
両手を床と水平になるようにまっすぐ伸ばします。深呼吸をしながら、そのままの体勢をキープしつつ、その場で右回りに回転します。
目が回らない程度の回数行います。
2
仰向けに寝そべり、手のひらは自然に床に当てるように置きます。
息をゆっくり吸いながら首と足を床から上にあげます。
膝は伸ばしたままで、床と足が垂直になるまであげます。息をゆっくり吐きながら元の体勢に戻ります。
3
膝立ちになり、背筋を伸ばします。
両手をお尻に当て、頭を前に曲げながら息をゆっくり吐き切ります。
次に、息をゆっくり吸いながら上体を反らします。
反らし切ったら、ゆっくり息を吐きながら元の体勢に戻ります。
4
足をまっすぐ伸ばし、肩幅に開いた状態で座ります。
床に手先が足の方向を向くように腰の脇に置きます。頭を前に曲げながら息をゆっくり吐き切ります。
次に、息をゆっくり吸いながら上体を反らします。そのままブリッジの体勢になり、膝から肩までが一直線になったところで息を止めます。
ゆっくりと息を吐きながら元の体勢に戻ります。
5
うつ伏せになります。足は肩幅に開き、床につま先をつけて立てます。両手は腕立てをするときのように、肩のすぐ横に曲げて床につけます。
そこからゆっくりと息を吐きながら背骨を反らします。
次に、息をゆっくり吸いながら腰をあげ、肘も膝も伸ばしたまま逆Vの字になるように体を曲げ、かかとを床につけるようにし、頭はお腹を見るようにして体の背面全体を伸ばします。
そして、ゆっくりと息を吐きながら元の体勢に戻ります。
簡単で短時間でできる体操ですが、慣れて呼吸がうまく動きに伴ってくると、カラダが熱くなりじっとりと汗が出てきます。また、毎日コツコツと続けることで効果を感じやすくなります。
不調はあるけど何から始めようか迷う人は、是非生活に取り入れてみてくださいね。
薬剤師・大久保 愛