朝はダイエットの黄金タイム!「太らない体」を作る朝活3つ
一日がスタートする朝、実はダイエットを考える人にとって、とても有効な時間なのです。
ダイエットをしたいと思っても、なかなか外食の機会は減らないし、職場でいただいたお菓子もついつい食べてしまう。さらに、運動する暇なんてないという方……、ひょっとすると朝の習慣を少し変えるだけで、痩せやすい体質に近づけるかもしれませんよ。
今回は、筋トレや運動せずとも、太らない体を作る朝活についてご紹介したいと思います。
朝食を食べるべきタイミングは?
朝は寝ている間にエネルギー不足になっています。そのため、エネルギーを体内から作り出そうと、朝起きてすぐにはダイエットの大敵である「コルチゾール」というホルモンが分泌されています。
コルチゾールは、筋肉からエネルギーを作り出しますが、筋肉量は基礎代謝量に比例するので、コルチゾールを過剰に分泌させると太りやすい体質になってしまいます。さらに、空腹状態が長時間続くとコルチゾールの分泌が増すだけでなく、次の食事での血糖値が急激に上がりやすくなり、脂肪の吸収を促進してしまいます。
上記のことから、起きてから”30分以内“に朝食を摂るのがお勧めです。
朝食には何を食べるといい?
朝食を、パンやフルーツ、または顆粒のスープだけにしたりすると、栄養素が糖質に偏ったり、急な血糖値の上昇を招いたりします。これは、太る原因になることもあるので、食事のバランスに気をつけましょう。
朝食は、寝ている間に下がってしまった代謝を上げ、エネルギーを補充するためにも大切。例えば、具沢山の味噌汁と納豆ごはんなどの、お腹を温め食物繊維やタンパク質、糖質を補充してあげるメニューがお勧めです。洋食だと、具沢山ポトフとゆで卵、ライ麦パンなどもお手軽でよいでしょう。
毎日献立を考えるのは大変なので、パターン化してしまうと続けやすくなりますよ。
朝は“白湯を飲む”のがお勧め
日中は代謝を上げて、食べた物をしっかり燃焼しながら、さらに要らない物を排泄して、エネルギッシュに過ごしたいですよね。そんな体質を作るには、「朝白湯」を飲むのがお勧めです。
内臓が温まるとデトックス効果が高まります。消化器系統が温まると胃腸の働きが整ったり、便秘解消などにも役立ったりします。また腎臓が温まることで水分代謝が上がり、むくみの改善や毒素の排泄にも役立ちます。
痩せたいなら!足裏を刺激すると効果的
「ナチュラルハイジーン」というアメリカの生命科学の理論では、朝は排泄の時間とも呼ばれています。毒素を排出する絶好の時間に身体を刺激すると、ダイエットに有効に働きます。
なかでも特に、足の裏を刺激するのが効果的。足の裏には各臓器とつながる反射区が存在します。特に足の裏の土踏まずの辺りには、腎臓や膀胱のツボが集中しています。下半身太りや顔がむくむなどの症状がある人は、朝起きた時にゴルフボールを、最低でも1分間踏んでみましょう。日々の歯磨きタイムなどに取り入れるのがお勧めです。
以上、「起床後30分以内の朝食」「白湯」「足裏刺激」3つの朝活は
どれも無理せず、簡単に始められるものばかりです。難しいことをして3日坊主になっては意味がありません。毎朝できることから始めてみましょうね。
こちらも参考に!
日本ナチュラル・ハイジーン普及協会
http://www.natural-hygiene.org/
薬剤師・大久保 愛