春は旬野菜がオススメ!デトックス&栄養豊富な厳選食材はこれ!
春といえばちょっと苦味のある野菜が食べたくなるのは、私だけでしょうか?
冬の間、生命力を蓄えていた野菜たちには栄養素がいっぱいです。季節の変わり目で、温度や環境の変化の多い春は、“春野菜”で体調管理をしっかりしたいですね。
今回は、薬剤師である筆者が、なぜ“春野菜”はカラダにいいのか解説します!
春野菜はデトックスにオススメ
冬の間、あまりカラダを動かさなかったり、食べ過ぎて太ってしまったり、冷えを放置してしまったりと、知らないうちに代謝が悪くなる行動をしていませんでしたか?
そんなあなたにぴったりなのが“春野菜”!
春野菜には、独特の“苦味”がありますよね。
じつは、この苦味の元になっているのは、「植物性アルカロイド」という成分で、腎臓のろ過機能を高める働きがあります。
すなわち、春野菜は、冬の間に毒素が溜まり、循環の悪くなってしまったカラダの救世主となってくれるのです。
また、植物性アルカロイドだけではなく、春野菜は他の栄養素も豊富です。
早速、オススメの春野菜の特徴を紹介します。
たけのこ
たけのこは、“食物繊維の塊”とも呼ばれており、便秘がちな方には特にオススメです。
グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸も豊富に含むため、疲れが溜まっている時にも食べたい食材です。
ふきのとう
独特の香りを持つふきのとうですが、ケンフェロールやフキノール酸が含まれています。
これらは、消化の働きや肝臓の解毒の働きを強化してくれます。また、ビタミンB群やカリウム、食物繊維も豊富に含みます。
ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を助け、カリウムは水分代謝の向上、食物繊維は便通を整えてくれます。
菜の花
β-カロテンを豊富に含みます。
β-カロテンは、疲れ目の改善や粘膜、皮膚などのバリア機能強化にも役立ちます。
また、ミネラルやケンフェロールも含まれています。中でも、ケンフェロールはミトコンドリアの働きを高め、免疫力を強化するとも言われています。
風邪をひきやすい方にもオススメです。
春キャベツ
春キャベツには、胃腸の働きを助けることで有名な、キャベジンが多く含まれています。
また、肝臓の解毒作用を強くする、イソチオシアネートという成分も含まれています。
そら豆
タンパク質が豊富に含まれています。
その他に、ミネラルやビタミンB、ビタミンCなどが含まれており、非常に栄養バランスの良い食材です。
薄皮の部分にも食物繊維が豊富なので、薄皮も一緒に食べるようにしましょう。
旬の食材を食べることは、味覚的に楽しむことができるだけではなく、その季節の不調の緩和にも繋がります。
おいしく健康を保ちましょうね。
薬剤師・大久保 愛