1日たった1分!肩こり改善法
慢性的に肩こりを感じている人は多いと思います。また、肩こりの悪化から頭痛に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
少しでも改善しようと、まず思いつくのが整体やリラクゼーション。
しかし、その場しのぎになることもしばしば…。
今回は薬剤師である筆者が、1日たった1分で慢性的な肩こりを軽減する方法を紹介したいと思います。
肩こりになりやすい人のタイプ5つ
肩の周辺には、僧帽筋(ソウボウキン)や三角筋、肩甲挙筋(ケンコウキョキン)などさまざまな筋肉があります。これらの筋肉は、日々動く頭や両腕を支えています。
肩こりがなかなか軽減しない人は、この肩周辺の筋力が弱く、また負担がかかりやすい生活を送っているのかもしれません。
では、まずは肩こりを誘発しやすい原因5つ、すなわち肩こりになりやすい人を紹介していきます。
1)長時間同じ姿勢で仕事をする
日頃、デスクワークなどを中心に行っている人は要注意です。
前屈みになり、頭や腕が胴体よりも前に位置していると、肩周辺筋肉に対する負荷が増えます。
また、たとえ正しい姿勢でも長時間動かないと、血管が圧迫され筋肉に酸素が行きわたらず負荷が増えてしまいます。
2)眼精疲労を放置する
目の疲れを感じていると、自然と目標とする物質に顔を近づけて見てしまうため、首が前に出てしまいがちです。その結果、肩周辺筋肉に対する負荷が増えてしまいます。
3)ストレスをためやすい
ストレスがたまっていると交感神経が優位になり、筋肉が緊張したり血管が収縮したりして肩こりを引き起こしやすくなります。
4)冷えを感じやすい
ストレスと同様に、冷えを感じやすい人も交感神経が優位になり、筋肉が緊張したり血管が収縮したりすることで肩こりを引き起こしやすくなります。
5)肥満気味
太っていると物理的に腕が重くなり、肩周辺筋肉に対しての負荷が増え肩こりを感じやすくなってしまいます。
1日たった1分の肩こり改善法とは?
その肩こり改善法とは、“逆立ち”です。
でも、急に逆立ちと言ってもなかなか難しいですよね。壁を使った逆立ちでも効果的なので、毎日1分程度試してみましょう。
《方法》
壁の前で両手をついて逆立ちをします。
余裕がある場合は、腕の曲げ伸ばしをして腕立てをします。
逆立ちは日頃固まってしまっている肩関節も動かすことができ、腕や肩周りの筋肉がつくため肩こりの軽減につながります。
また、逆立ちをしていると、バランスを保とうとするため体幹が鍛えられたり、下半身の血行が良くなりむくみの改善にもつながったりと良いことがたくさんあります。
1日たった1分の簡単なエクササイズなので、慢性肩こりで悩まされている人は、是非お試しください。
薬剤師・大久保 愛