常備で安心!厳選ハーブティー3種
体調を崩しそうだなと感じたら、カラダを暖かくして早く寝ること!
加えてオススメなのが、今回のテーマである“ハーブティー”。
なんとなくカラダに良さそうなイメージのハーブティーですが、その利点を知っている方は多くないのでは…?
多くの種類がありますが、じつは少しの工夫で体調のケアができる「ハーブティー」もあるので、常備しておくと安心です。
今回は、薬剤師である筆者が、常備しておくと便利なハーブティーを厳選して3つ紹介します。
風邪かな?免疫が下がったと思ったら…
エキナセアにジンジャーをプラス!
風邪の原因は、カラダの免疫が低下してウイルスに負けてしまうこと。
少しでも風邪っぽいな、と感じた時に最適なのが「エキナセア」というハーブです。
じつは「エキナセア」は、免疫力を上げ、さらに抗菌・抗ウイルス作用のあるハーブとして知られています。免疫力が落ちている時には、エキナセアのハーブティーを飲むようにしましょう。
そして、さらに効果を高めるために、「ジンジャー(生姜)」をプラスすることをオススメします。
生姜は、生と加熱したもので成分が少し変わりますが、特に生の生姜は、免疫力アップ、抗菌作用があるので風邪対策にはぴったりです。
チューブタイプの生姜なども、一緒に常備しておくと良いでしょう。
目の疲れ、頭が重いと感じたら…
菊花茶にクコの実をプラス!
菊の花は「きくか」、クコの実は「くこし」という生薬として漢方薬の原料にもなります。
菊花茶は、中国では有名ですが、日本ではなかなか目にすることがないかもしれません。
しかし、慢性的な目の疲れや頭重感を感じやすい現代人にとっては、じつに汎用的なハーブティーのひとつではないでしょうか。
気になる味も、癖がなく、飲みやすいのでオススメです。
そして、さらにその効果を高めるために、クコの実をプラスします。
クコの実は、乾燥した状態で売られているので保存も便利です。お茶に5粒くらい散りばめて一緒に食べてみましょう。
食べ過ぎ・飲み過ぎたと思ったら…
フェンネルにクミンシードをプラス!
じつはフェンネルは、別名、「茴香(ういきょう)」と呼ばれ、漢方薬の原料のひとつです。
茴香には、消化器官の働きを整え、血行を促進してカラダを温める働きなどがあり、プラスするクミンシードにも同様の働きがあります。
ティーポットにそれぞれ小さじ2杯ずつ入れ、熱湯をそそぎ、10分くらい蒸らしたら完成です。
あまり飲むことのないハーブティーかもしれませんが、毎日手軽に摂り入れられるのでオススメです。
何よりもお茶は、保存が簡単です。スーパーなどで見かけたら、今すぐに必要が無かったとしても、試しに買っておくといざという時に便利です。
薬剤師・大久保 愛