感情のコントロールは“血糖値”がカギだった!
些細なことでイライラしてしまうことはありませんか?
コントロールできない感情はとてもツラいですよね。あとで冷静になり、自暴自棄になってしまうことも…。
しかし、もしかするとその感情は“食べ物”でコントロールできるかもしれません!
今回は、薬剤師である筆者が、感情と食べ物の関係について解説します。
甘いものは幸せをもたらす
甘いものを食べることで、幸せな気持ちになる方も多いと思います。
それは、甘いものを食べると“β-エンドルフィン”や“セロトニン”など、幸せな気持ちにさせる物質が分泌するためと言われています。
つまり、ストレスを感じた時に無性に甘いものを食べたくなるのは、幸せな気持ちになる神経伝達物質が分泌されるからなのです。
しかし、甘いものがもたらすのは良いことだけではありません。
その際に、気をつけなければならない理由を説明していきます。
甘いものは感情を動かす
甘いものを食べると血糖値が急上昇するので、それを抑えようとインスリンが過剰分泌され、カラダが低血糖の状態になってしまうことがあります。
そうなった時に、血糖値を元に戻すために活発になるホルモンがあるのですが、その中に感情に大きな影響を与えるホルモン、“アドレナリン”と“ノルアドレナリン”があります。
アドレナリンは攻撃的になったりイライラしやすくなり、ノルアドレナリンは不安や落ち込み、焦燥感を感じやすくさせてしまいます。
つまり、アドレナリンとノルアドレナリンが大量に分泌されることで、感情のコントロールが自分の意思ではできなくなってしまうのです。
ストレス解消で甘いものを欲していたことが、逆に悪循環となっているかもしれません。
中には、悪循環に陥っていることに気がつかず、自分の性格が感情的で不安定なタイプであると勘違いしてしまっている方もいるのではないでしょうか。
もし、甘いものを食べる習慣があって感情の起伏が気になる場合は、この甘い食べ物の影響があるのかもしれません。
血糖値と気持ちを安定させる方法3つ
1)規則正しい食生活
空腹が続いてからの食事は、血糖値の急上昇を起こしやすくなります。
規則正しいタイミングでの食事を心がけましょう。
2)間食はフルーツかナッツ類を
ストレス時や疲労を感じた時に、つい何か食べる癖がある人は、なるべく砂糖や小麦粉が使用されていないものを食べるようにしましょう。
加工していないフルーツやナッツがオススメです。
3)栄養素を考えて食材を選ぶ
糖質を代謝するときに使われる栄養素(カルシウムやビタミンB群)が多く含まれている食材を摂るようにしましょう。
毎日を穏やかに過ごせたら幸せですよね。
けれど、仕事や私生活でつい感情的になってしまうこともあると思います。
血糖値をコントロールしながら、穏やかな気持ちで過ごせるように、できることから心がけてみましょう。
薬剤師・大久保 愛