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インフルエンザシーズンの解熱鎮痛剤の服用には注意!

インフルエンザシーズンの解熱鎮痛剤の服用には注意!

一般的に、熱っぽいと感じた時に服用する「解熱鎮痛剤」。
ところが、インフルエンザにかかっている際に服用するには注意が必要です。
特に、頭痛や腰痛で慢性的に鎮痛剤を服用している人は、他の疾患リスクもあるので正しい知識を身につけておかなければなりません。

今回は薬剤師である筆者が、インフルエンザ罹患時に服用する“解熱鎮痛剤”について解説します。

インフルエンザが流行する理由は“感染力”の強さ

一般的に、インフルエンザの流行は12月頃から始まり、3月頃まで続きます。
症状としては、鼻水やくしゃみ、咳に加え、高熱や頭痛、筋肉痛などが起こります。特に、初期の症状は風邪と似ているので、インフルエンザかどうかを早い段階で見分けるのは難しいとされています。

また、何より脅威なのは、インフルエンザの“感染力”です。
風邪と勘違いして普段通り過ごしていると、いつの間にか周りの人をインフルエンザに感染させていたということも…。

インフルエンザウイルスの潜伏期間は平均で2日間。そして、発病してから5日間は他の人へ感染する可能性が高いとされています。子どもの場合は、この感染させてしまう期間がさらに長いと考えられており、10日以上とも言われています。
また、免疫力が過度に低下している場合、インフルエンザウイルスを排出するのに時間がかかり、この期間が伸びることもあります。

この感染力の強さが、インフルエンザの爆発的流行の要因のひとつと言えます。

インフルエンザ時の鎮痛剤服用には注意!

インフルエンザ時の鎮痛剤服用には注意!

インフルエンザ罹患時に、飲むことをオススメしないがあります。
それは、「ロキソプロフェンナトリウム」、「ジクロフェナクナトリウム」、「イブプロフェン」、「アスピリン(アセチルサリチル酸)」などの、いわゆる非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)を含む“解熱鎮痛剤”です。
場合によって、インフルエンザ脳症・脳炎やライ症候群のリスクを高めてしまう恐れがあるからです。
したがって、日常で頭痛や腰痛、生理痛などで鎮痛剤を使用している人は、インフルエンザシーズンでの服用には注意が必要です。体調不良を感じたら、早めに医療機関を受診して、インフルエンザかどうかのジャッジをしてもらいましょう。

ちなみに、インフルエンザ治療薬は、ウイルスの接触から24時間以内の服用が推奨されています。

解熱は必要に応じて行うのが○

インフルエンザによる発熱症状は、ウイルスから身を守るためにカラダが起こしていることなので、解熱鎮痛剤を使ってむやみに熱を下げる必要はありません。
解熱鎮痛剤は、体力の消耗がひどかったり、高熱の時など必要に応じて服用するようにしましょう。

また、インフルエンザの治療薬としては、抗インフルエンザウイルス薬が一般的ではありますが、患者さんの症状や体質に合わせて「漢方薬」が使われることもあります。
漢方に詳しい医師や薬剤師が近くにいるようであれば、事前に一度相談してみることをオススメします。

漢方入門!漢方薬の名前に隠された秘密を解説

いずれにしても、まずはインフルエンザをしっかり予防して、罹らないことが一番です。ピークのシーズンはあと少しですが、基本的な手洗いやうがい、そしてマスクの着用など、できることをしっかりと行いましょう。
そして、この時期の風邪は自己判断で対処せず、早期に医療機関で対処することが大切です。
自分の症状が早く楽になるだけではなく、他の人への感染を最小限に防ぐことを心がけましょう。

こちらも参考に!

悩み別漢方「風邪」
https://www.kampo-view.com/nayami/kaze01.html

漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介
https://www.kampo-view.com/search.html