ブーツを脱いだら激クサッ!薬剤師が教える「身近な○○で足クサ消臭術」
ストッキングやタイツの上にブーツを履く機会が増えてきました。そんな時、気になるのが臭い。どんなに素敵なブーツを履いていても、脱いだ瞬間プ〜ンと嫌な臭いがしたら、恥ずかしいだけではなく周りも不快に……。
今回は、特に外出先では対処しづらい“足の臭いの消臭法”について、薬剤師である筆者がお伝えしたいと思います。
足がクサい理由は?
足には汗腺が密集しているため、たくさんの汗をかきます。また、足の裏の皮膚は丈夫にできている感覚がありませんか? 実際に足裏は角質層が分厚くつくられているため、“垢”ができやすい場所でもあります。
この汗や垢、皮脂などを餌として、雑菌やバクテリアがじめじめと生温かい靴の中で大量に繁殖します。なんと、バクテリアや雑菌の排泄物が腐敗し、あの臭いを発生させていたのです。
簡単に手に入る○○で足の臭いが簡単に消える!
汗腺が密集し、雑菌やバクテリアの餌の多い足は、特に臭いの原因物質が発生しやすい場所です。そしてその原因物質は、弱酸性の性質をもっています。そのため、原因物質を弱アルカリ性で中和させると簡単に臭いが消えるのです。
そこで活躍するのが、ドラッグストアやスーパーなどで簡単に手に入れることができる重曹です。重曹には消臭効果もあったのです。
足クサ状況別!重曹の使い方4つ
(1)足の臭いがひどい時
タライにお湯をはり大さじ3杯程度の重曹を溶かし15分程度、足湯をします。
(2)足の臭いが少し気になる時
500mlのペットボトルにお水を入れ、大さじ1と1/2の重曹を溶かした液を、スプレー容器に入れ、靴や足にスプレーします。このスプレーに、好きなアロマオイルを入れるとさらに良い香りになります。
(3)靴がクサい時
いらなくなった靴下やストッキングに重曹を1/2カップを入れて、重曹がこぼれないように上部を留めます。これを一晩靴の中に入れるだけです。
3ヶ月くらいしたら、中身を新しい重曹と取り替えましょう。いらなくなった重曹は、お洗濯やお掃除に使うことができます。
(4)外出時、急に足の臭いが気になった時
重曹を粉のまま使います。靴に重曹を大さじ1程度入れ、内側全体に馴染ませてから捨てます。
重曹は、消臭の他にもお肌のケアやお掃除、お洗濯など様々な用途で使うことができるので常備しておきたいですね。
薬剤師・大久保 愛