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薬剤師が薬の前に試す…週末料理!楽チン「作りおきレシピ」4選

薬剤師が薬の前に試す…週末料理!楽チン「作りおきレシピ」4選

最近なんだかだるい、疲れがとれない、やる気がしないなど原因のわからない不調を感じてはいないでしょうか。毎日帰りが遅くなり疲れているからといって、さっと外で食べて帰ったりすることはありませんか?
お惣菜や外食は塩分や油分が多く使われていたり、添加物が含まれている場合もあり、そればかりに頼ることは身体にとってあまりお勧めできません。

今回は薬膳の専門家でもある薬剤師の筆者が、超簡単ヘルシーかつ日持ちもする作り置きレシピを4つご紹介します。週末に作り置きしてみてはいかがでしょうか?

超スペシャル切り干し大根

超スペシャル切り干し大根

材料

切り干し大根・・・30g

エノキ茸・・・1束

油揚げ・・・4枚

鰹節・・・30g(3つかみ)

白ごま・・・大さじ3

生姜・・・2かけ(チューブでも可)

醤油、みりん、酢・・・各大さじ2

作り方

  1. 切り干し大根を100cc程度の水に浸す。
  2. 油揚げを一口サイズに切り、乾煎りする。そこに、エノキ茸を2cmくらいに切って加える。酢を加える。
  3. 切り干し大根をキッチンバサミで2cm程度に切って加える。醤油、みりんを加え、火を止める。
  4. 生姜のすりおろし、鰹節、ゴマを加え混ぜる。

切り干し大根は、食物繊維やアミラーゼ、ジアスターゼをたっぷり含むため消化器系の働きを良くし、便秘の改善にもつながります。また、ビタミンB群を多く含むため代謝を促進します。さらに、葉酸やカルシウム、亜鉛、マグネシウムなども豊富に含まれ、慢性的に疲れや不調を感じている人にとってもお勧めな万能食材です。

エノキ茸はダイエット食材として有名です。脂肪の吸収を抑え、脂肪の分解を促進するので食生活が乱れている人にオススメ食材です。

また、片栗粉でとろみをつけてあんかけにしたり、チーズをのせて焼いたり、卵と混ぜて卵焼きにしたりと様々なアレンジを楽しむことができます。

カリフラワーのピリ辛漬け

カリフラワーのピリ辛漬け

材料

カリフラワー・・・1株

ニンニク・・・1かけ(チューブも可)

鷹の爪・・・1本

醤油、酢・・・各大さじ3

みりん・・・大さじ5

塩・・・少々

ゴマ油・・・大さじ1

作り方

  1. カリフラワーを一口大に切り塩をふり、ビニール袋に入れ電子レンジで2分(600ワットの場合)加熱する。
  2. 袋に醤油、酢、みりんと、すりおろしたニンニク、鷹の爪を入れて味をなじませる。

カリフラワーには、ビタミンB1、B2、B6の全てが含まれています。ビタミンB群は、脂肪と糖質をエネルギーに効率良く変換してくれます。さらに、カリウムも含むため、むくみも解消してくれます。低カロリーかつ低糖質で食物繊維も豊富です。小腹が空いた時や、一品足りない時などに使ってみてくだい。

何でも美味しくなる“ネギソース”

何でも美味しくなる“ネギソース”

材料

ネギ・・・2本

鷹の爪・・・2本

醤油・・・100cc

酒、みりん・・・各大さじ1|

酢・・・大さじ1

油・・・小さじ1

作り方

  1. ネギを粗みじん切りにし、フライパンに油をひき、軽く炒めしんなりさせ、火を止める。
  2. 醤油、酒、みりん、酢、唐辛子(種をとってみじん切りにする)をなじませる。

ネギには、フルタンという脂肪を燃焼する成分が含まれています。また、アリシンという成分も含み、血糖値コレステロール上昇を抑え、血液の流れも正常にしてくれます。
このソースは、本当に何にでも合います。塩分を気にしている人はお醤油の代わりにお豆腐でも納豆でも素麺でもサラダでもしゃぶしゃぶでも、好きなものに和えてみてください。

すごく楽チン!手間いらずな“手羽先”

すごく楽チン!手間いらずな“手羽先”

材料

手羽先・・・適宜

塩・・・少々

胡椒・・・多め

ローズマリー・・・少々

作り方

  1. 手羽先に調味料すべてをまぶし、30分程度置く。
  2. フライパンにクッキングシートを敷き、焼く。

鶏肉は、高タンパク低脂質のお肉として有名ですが、イミダゾールジペプチドという成分も含んでいます。これはダイエット中にカロリーや食事制限をし、疲れやすくなる体をサポートしてくれます。その他にも、コラーゲンやビタミンAも含まれ、乾燥する肌にもお勧めです。
必ず美味しくでき、すごく簡単に作れます。クッキングシートをフライパンの上に敷いて焼くと油も入らず、洗い物も楽チンです。冷めても美味しいのでお弁当にもお勧めです。


どれもが本当に簡単で日持ちもするので週末に作りだめしておくと健康管理に役立ちます。健康にもダイエットにも効果的なレシピです。忙しい時こそ、体調管理が必要になります。明日の自分のためにも自炊の習慣をつけましょうね。

Feb 17 2017

薬剤師・大久保 愛

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