寝ている間も…脂肪がメラメラ「賢い外食」3選
何かと外食が増える4月。気がついたら腰回りや下腹にお肉がのっていたり、二の腕がぷよぷよしてしまったりと、悲惨な現状にお悩みの方が多いのではないでしょうか。
だからといって運動はしたくない、エステはお金がかかる…と悶々としていませんか。理想は、寝ている間でも脂肪が燃焼しやすい体になること。
今回は、寝ている間も代謝アップが期待できる外食3つをご紹介したいと思います。
外食は味方にできる!代謝が上がる栄養素
外食を制限してダイエットする方も多いかと思いますが、じつはメニュー次第で、外食を味方にすることができます。
重要なのは、カロリーと糖質が過剰にならないように気をつけながら、「食物繊維・タンパク質・ビタミンB群・カリウム」を意識的に摂ること。そうすることで代謝も上がり、浮腫みや便秘の改善にも役立つのです。
それでは、オススメの外食メニューをご紹介したいと思います。
イタリアンやフレンチで選ぶと良いメニュー
太りそうなイメージが強いイタリアンやフレンチ。じつは前菜やスープ、メインにはヘルシーなメニューが沢山あります。
前菜には豆類や貝類、赤身肉、お刺身、お野菜、海藻を使ったものが豊富にあります。食物繊維もしっかり摂れ、栄養バランスも優秀ですが、オイルをふんだんに使うメニューはなるべく避けたほうが良いです。
また、スープも野菜系を選び、生クリームを使用したメニューを避ければ問題ありません。
メインは、魚介類か仔羊、鴨肉、鶏肉など高タンパクで低脂質なもの、そしてシンプルにグリルしたメニューを選びましょう。ダイエット中でもカロリーを抑えつつ、代謝アップに必要な栄養素をしっかり摂取できます。
注意したいのは、バゲットやパスタ、リゾット、ピザ、デザートを控えることです。また、チーズやクリーム系、オリーブオイルをたくさん使った食材はカロリーが高くなりやすいので避けるのが無難です。
焼き鳥屋で選ぶと良いメニュー
高タンパク低脂質といえば鶏肉ですね。カロリーの高い鶏皮、ぼんじり、手羽を避けて、タレより塩味で食べましょう。あとは、枝豆やキャベツ、トマトなど野菜も一緒に食べると代謝アップに必要な栄養素はしっかり摂取できます。
オイスターバーで選ぶと良いメニュー
食べ応えのある大ぶりの岩牡蠣が美味しい季節です。牡蠣には、アミノ酸にミネラル、ビタミンなどがバランス良く豊富に含まれています。代謝を上げるだけではなく慢性疲労の改善や夏バテ対策にも役立ちます。
合わせてお刺身やサラダなどを食べると満足感も得られ、食物繊維も栄養素もしっかり摂取できます。
ダイエット中は、食べないことばかり考えてしまいがちになります。でも、代謝アップに必要な栄養素を考えながら、低カロリーかつ低GI(グリセミック・インデックス)値の食材を選び、組み合わせていくことで我慢せずに無理なく痩せ体質に近づけます。
美味しく基礎代謝を上げ、寝ている間も燃焼系の体でいられる食材を賢く摂取してくださいね。
※GI(グリセミック・インデックス)値とは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値。
薬剤師・大久保 愛