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「睡眠中のよだれ」は体の緊急SOSだった

「睡眠中のよだれ」は体の緊急SOSだった

朝起きた時、うたた寝から起きた時、よだれが垂れていることはありませんか? この何気ないよだれ。放置していると、健康にも美容にも悪影響を与えてしまう可能性があります。

今回は、薬剤師である筆者が、よだれについて解説したいと思います。

なぜ起きた時によだれが垂れているのか!?

寝ている間に口がポッカリ開き、口呼吸になっていると口内が乾燥してしまいます。口内を潤すためによだれが分泌されますが、口が開いているため外に垂れ出てきます。

口が開く原因として、うつ伏せなどで呼吸がしにくい状態になっている場合もありますが、最も深刻なのは顎の筋力の低下です。また、口呼吸は顔のたるみ二重顎も招いてしまいます。

口呼吸の危険性とは?

口呼吸の危険性とは?

口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群につながる恐れがあります。また、鼻呼吸はホコリや雑菌から身を守るフィルターの役目も果たしますが、口呼吸ではそれがありません。そのため、風邪アレルギーも引き起こしやすくなってしまいます。

また、唾液自体にも様々な役割があるのですが、よだれとして外に流れ出てしまうと、その恩恵を受けることもできなくなってしまいます。

唾液の役割とは?

(1)消化を助ける
よだれに含まれる「アミラーゼ」という消化酵素が、食べ物の消化を助けてくれます。

(2)歯の健康を保つ
スタテリンなどの成分がエナメル質を修復します。また、プラークを作りにくくし、抗菌作用もあるため歯周病や虫歯から歯を守ってくれます。

(3)口臭を防ぐ
抗菌作用で、細菌が原因となる口臭の予防になります。

(4)エイジングケア
「パロチン」という成長ホルモンと「EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)」、「NGF(神経成長因子、Nerve growth factor)」などの成長因子を含むため、美肌やエイジングケア、脂肪燃焼などに効果的です。

よだれとなって流れ出てしまうと、これらの恩恵を受けられなくなってしまうのです。

よだれを垂れないようにする方法3つ

あいうべ体操

衰えてしまった顎の筋肉を鍛える必要があります。

まず、日頃から、舌を上顎に押し当てるような位置に置いておきましょう。口呼吸の人は、舌が下に位置していることが多いです。

次に、よく噛むように心掛けましょう。長年柔らかいものを食べてきた人は、顎の筋肉が低下しています。食事中も一口30回程度噛むように意識したり、ガムやスルメなど固いものを食べることも効果的です。

そして、口を閉じようとする筋肉を鍛える“あいうべ体操”を行うのもおすすめです。
口を楕円に大きく開いて「」、口を横に思いっきり開いて「」、口を前に突き出して「」、舌をできるだけ突き出して「」と言います。1日3回10セットずつやりましょう。


よだれのサインに気付いたら、顎の筋力を回復するだけでエイジングケアや小顔効果も期待できます。また風邪も引きにくくなり、口臭も抑えられると考えられています。気が付いた人は今から実践してみましょう。

こちらも参考に!

眠れないとき「薬剤師が薬の前にすること」5つ
http://www.kampo-view.com/kvnews/article/116

不眠・不眠症
http://www.kampo-view.com/nayami/fumin01.html