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漢方ビュー通信

過ぎたるは猶及ばざるが如し!ゆる〜く始める養生生活

過ぎたるは猶及ばざるが如し!ゆる〜く始める養生生活

歳を重ねるごとに高まっていく健康への意識。
“自分の健康は自分で守る!”くらいの意気込みを持って、ストイックに生活習慣を変えようと努力している人も多いのではないでしょうか。
ですが、生活習慣を変えることは簡単なことではないので、よほど意志を強く持たなければ、なかなか難しいでしょう。

一方で、何事も“ほどほどにすること”も健康にとって大切なことです。
何事も、『過ぎたるは猶及ばざるが如し』ですね。

そこで今回は、薬剤師である筆者が、「○○すべき、○○しすぎ」に注意しつつ、無理をせずに体調管理をする方法を紹介します。

肩の力を抜いて、“ほどほどに”がちょうどいい

漢方医学では基本的に、小さな不調を小さなうちに対処することで、病気に発展しないようにするという考えから、「未病」の治療を大切にしています。
そして、この小さな不調を、血流を改善したり、温めたり、足りないものを補ったり、自律神経を整えたりすることで、カラダ全体のバランスを調整して改善することを重要としています。
例えば、何か決まったものばかりを食べ続けたり、極端に集中し過ぎな状態になることを推奨していません。自然環境や生活環境、年齢などの変化に合わせて、自分自身のココロとカラダも柔軟に変化させることで調和をとり、健康維持に役立てることが大事です。

この状態を邪魔してしまうものが、「○○すべき○○しすぎ」といった極端な思考と行動です。
私たちは何か目標をもって始めようとするとき、理想の状態を思い描き、それを忠実に行動しようとします。ですが、完璧に行動することは難しく、それができないとストレスになったり、完璧に行ってしまうと、逆にそれがカラダに影響してしまい、場合によってはバランスを乱してマイナスになってしまうこともあります。
何事もほどほどに、カラダに余分な力が入らない程度の取り組みがベストです。

肩の力を抜いて、“ほどほどに”がちょうどいい

当たり前の生活習慣を、当たり前に

「○○すべき、○○しすぎ」などの考えに思考が偏っている時に注意してほしいのが、交感神経が優位になってしまう状況です。
例えば、これをしなくちゃ、○○のせいでできなくなってストレスだ、あれもこれもできない、今日は時間がなくて○○できなくて反省…など、気持ちが追い込まれてしまう状況のことを指します。
このような精神状態に陥ると、個人差はあると思いますが、多くの場合イライラしたり、攻撃的になったりしがちです。

交感神経と副交感神経から成る自律神経は、内分泌系や免疫系とも連動しているので、全身に悪影響を与えてしまうこともあります。
まずは、朝起きる時間を固定する、太陽の光を浴びる、食事はよく噛んで腹七分目までにする、就寝の90分前くらいまでに入浴する、寝るときに腹式呼吸をするといった、生きていくうえでの基本的な行動を心掛けるようにすることから、ゆっくりと実践してみることをおすすめします。

意外と誰もが知っているような健康習慣は、実践できていない人が多いと思います。
最新の健康習慣やスーパーフードなどにも興味が引かれがちですが、まずは一度初心に戻って、ここで紹介したような簡単にできる“当たり前の生活習慣”の実践から始めてみてもよいかもしれません。

Dec 8 2021

薬剤師・大久保 愛

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