漢方情報アプリ「Kampo view Books」の中身をチェック
女性の〝知りたい〟に応えるラインナップ
満を持して登場した、漢方情報アプリ「Kampo view Books」を使ってみました。
トップページにあるラインナップは、「女性に多い不調」「家族が知っておきたいこと」「冷え症」「高齢者の長生きと健康」「子どもの心と体」…と、女性の〝知りたい〟に応えてくれそうなものばかり。
また、新刊では「PMS(月経前症候群)」の実態調査などもあって、充実しています(8月18日現在)。
今回、筆者がチェックしたのは、「快腸のすすめ~便秘は立派な病気です~」という1冊。
じつは、昨今お通じが安定しなくて、お腹を下す日があれば、出ない日も。薬には頼りたくない(頼るほどでもなさそう)ので、生活の改善で何とかできればと、さっそくチェック。
「快腸のすすめ~便秘は立派な病気です~」を読んで
目を通すと、「なるほど!」と思うことが豊富に載っていました。
例えば、便を十分量かつ快適に排出できない状態、排便回数が少なかったり、排便が困難だったりすると、便秘の可能性あり。
一方で、これまでは「1週間に3回未満しか排便がない状態」を便秘といわれていましたが、この回数はあくまでも目安で、個人差があるとのこと。食べる量が少ない場合は便の量が少ないため、排便回数も少なめ。少なくても問題はないようです。
対して、腹部膨満や腹痛がある場合は、排便回数が多くても便秘なのだとか。
大事なのは「スッキリした」という気持ちの満足度。満足する排便のための、姿勢(トイレの座り方!)についても書かれていて、参考になります。
「便秘には食物繊維がいい」は、じつは間違い?
次に気になったのは、「食物繊維の取りすぎは便秘を悪化する?」というページ。
食物繊維に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があることは、多くの人が知るところですが、腸の動きが低下している便秘の人が、不溶性食物繊維を取りすぎると便のかさが増し、スムーズに出なくなるとのこと。
イモやゴボウなどの根菜類や米や麦などの穀類、豆類、キノコ類は要注意。一方で、ワカメやコンブなどの海藻類、リンゴ、里芋、大麦など。ネバネバ食材はどうやらよさそうです。
もちろん、便秘で悩む人のための漢方薬についての情報もしっかり載っていました。
手軽に読めてタメになる『Kampo view Books』。
今の世の中、情報があふれすぎて取捨選択に困るという人もいるのではないでしょうか。
その点、『Kampo view Books』は必要な情報をコンパクトにまとめているので、情報の波にのまれることなく、知りたい内容だけを得ることができそうです。また、『Kampo view Books』を活用することで、もっと漢方薬が自分の生活にとって身近なものになりそうです。
まずはぜひApp StoreやGoogle Playで『Kampo view Books』を検索いただき、ダウンロードを。日々の健康管理にお役立てください。(漢方ビューのページ下部バナー内QRコードからもアクセスできます)
ご存じですか?
医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)
こちらも参考に!
漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介
https://www.kampo-view.com/clinic医療ライター・山内