漢方ビュー通信

最近話題の“自己効力感”を高めて、ストレス対策を!

最近話題の“自己効力感”を高めて、ストレス対策を!

自己効力感とは?

最近、「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」という言葉を耳にする機会が増えました。
自己効力感とは、「ある目標に対して、自分は適切にその行動を遂行できると、自己を信じる力」とか、「目の前の課題について、達成できるかどうかを見通せる力」ということで、わかりやすくいうと、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のこと。スタンフォード大学の心理学者であるアルバート・バンデューラ氏によって、1970年代後半に提唱された考え方です。

こうした力が高い人は、仕事に限らず何事においても積極的で、うまく立ち振る舞うことができるといわれています。また、ヘルスケアにおいても健康を保つための行動をとるようになり、憂うつや不安が解消されるとされています。

ストレスの多い現代社会に必要な自己効力感

ストレスフルの現代社会だからこそ、重要視されている自己効力感。
実際問題、ストレスのない生活を送るのが望ましいといわれても、仕事や家庭においてストレスをゼロにするのはむずかしいですし、加齢や病気、身近な人の死などによる不安や憂うつなど、避けることができないケースもあります。

ですから、ストレスを感じないで生きていくのではなく、うまくマネジメント(管理、最適化)をして切り抜けていくことが大事なのです。
そして、そのマネジメントに役立つのが自己効力感というわけです。

ストレスの多い現代社会に必要な自己効力感

自己肯定感を高める「効力予期」とは?

では、なぜ自己効力感がストレスマネジメントによいのでしょうか。掘り下げてみましょう。

バンデューラ氏によると、人は何かをしようとする際、

1)どのような行動をとると、どんな結果を手に入れられるのか(結果予期
2)その結果を手に入れるには、どんな行動をとればいいのか(効力予期

と2つのパターン(先行要因)があるとしています。
このうちの後者、つまり効力予測の考え方が身に付くと、一般的にストレスが起こるような場面でも、うまく振る舞えたり、乗り越えられたりできる、つまりストレスを感じにくい体質になっていくといいます。

今からでも変えていけるのがいいところ

自己効力感は経験(失敗体験、成功体験など)の蓄積であり、生まれ持った性格とは関係ないといわれています。これは大きな利点です。なぜなら、この考え方さえ身に付けていけば、誰でも今から自己効力感を高めることができるからです。
ここではほんの一部だけの紹介となりましたが、興味がある方は専門書や詳しく書かれたウェブサイトなどをチェックしてみるといいかもしれません。

しかしながら、自己効力感を高めていく段階で、強いストレスや悩みを抱えてしまうこともあります。そのような時は、十分に休息を取ってリラックスできる時間を確保すること、リズムの良い生活習慣を送れるように努力すること、そして漢方薬を活用してもよいでしょう。

漢方薬

漢方薬の中には、睡眠の質を改善したり、イライラや気分の落ち込みを緩和したり、不安感を抑えたりとココロ(精神面)にアプローチできるものがあります。例えば、「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」や「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」、「加味帰脾湯(かみきひとう)」、「抑肝散(よくかんさん)」などがあります。
個々の体質や状態によって処方が異なりますので、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談しながら服用するとよいでしょう。

ご存じですか?

医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)

こちらも参考に!

漢方に詳しい病院・医師検索サイト紹介

https://www.kampo-view.com/clinic
Nov 4 2022

医療ライター・山内

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