漢方ビュー通信

新生活スタート!目や頭の使い過ぎには注意です

新生活スタート!目や頭の使い過ぎには注意です

新生活が始まったり、新年度で心機一転スタートするなど、春は何かとバタバタ忙しくなる時期。
そこで気になるのが、目や頭を酷使する人の増加です。
外界の情報を察知する知覚として、その8割以上を“視覚”が行っているといわれています。
そのため、疲れ目やドライアイ、充血などを感じたり、耳周辺の違和感や肩こりを感じるようになったり、頭痛の頻度が増えたりすることが多くなる傾向にあります。

そこで、今回は薬剤師である筆者が、春に感じやすい“目”の疲れについて解説します。

現代人は視覚からの情報量が過多の状態

現代人は視覚からの情報量が過多の状態

私たち人間のカラダには、外界の情報を得るために“五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)”が備わっています。どれも欠かすことのできない感覚ですが、その中でも、視覚を8割以上使っているとされています。

人類には長い歴史がありますが、現代人はデジタルデバイスの普及により、SNSや動画などを見る機会が増え、視覚をかなり酷使している世代といえます。また、情報量が増えるため、脳も一緒に酷使されることになります。
医学の父として知られているヒポクラテスは、『人は、自然から遠ざかるほど病気に近づく』と唱えています。

視覚だけではなく、聴覚・聴覚・触覚・味覚を研ぎ澄まし、本来備わっている感覚を取り戻すことも、視覚の負担や情報過多な状態を軽減することにつながることでしょう。
ストレスが溜まったときには、素足で歩いたり、花を生けたり、出汁をとったり、歌を歌ったりして五感をつかってリラックスしてみましょう。

疲れ目にまつわる症状には漢方薬がおすすめ

冒頭でもお伝えしたように、春は、新生活が始まることもあって、目にする情報処理が増えたり、さまざまなことに慣れるために必死に情報収集をしたりと、新しい生活環境に適応するために一生懸命になってしまいます。また、思ったように物事が進まずに、ストレスを感じることもあると思います。
そんな時、ついやってしまうのが、ストレス発散のために動画を見たり、ネットサーフィンをしたり、SNSを見たりして、さらに目を酷使してしまうこと。

目の疲れは、頭痛や肩こりに繋がってしまうので、使い過ぎないように意識しておくことが大事です。もちろん、デジタルデトックスをすることがベターですが、漢方薬を味方につけておくこともおすすめです。

漢方薬には、疲れ目や充血に伴う頭痛や肩こりを軽減する「釣藤散(ちょうとうさん)」、神経過敏な状態を軽減し睡眠の質を向上しつつも疲れ目を改善する「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」など、さまざまな選択肢があります。 これらは、個々の体質や体調に応じて処方されるので、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談しながら、自分に合った漢方薬をチョイスしてもらうとよいでしょう。

目薬も改善に役立ちますが、眼精疲労に付随する頭痛や肩こり、神経過敏な状態には漢方薬が助けになってくれるケースもあるので、生活の質を向上していきたいと考える人は検討してみてはいかがでしょうか。

ご存じですか?

医療用漢方製剤はお近くの医療機関で処方してもらうこともできます。
ご自身の症状で気になることがありましたら、一度かかりつけ医にご相談ください。
(すべての医師が漢方独自の診療方法を行うとは限りません。一般的な診療だけで終える場合もあります。)

こちらも参考に!

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https://www.kampo-view.com/clinic
Mar 20 2023

薬剤師・大久保 愛

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