美しい姿勢は「太る体」も改善します!!
姿勢がきれいな人って美しいですよね。
どんなに顔や服装が美しくても、姿勢が悪いと残念な印象になってしまいます。
街を歩いていて「この人、姿勢悪いな」と思うことはありませんか?もしかしたら、自分も周囲の人にそう思われているかもしれません…。
姿勢が悪いと、見た目が美しくないだけではなく、筋力や新陳代謝も低下させてしまう可能性があります。
このポーズできますか?
早速ですが、背中で両手を合唱することはできますか?
背中には“褐色脂肪細胞”と呼ばれる細胞が集中しているため、「ミトコンドリア」が多く存在します。ミトコンドリアは酸素を使いエネルギーを産生してくれます。そのため背中や肩甲骨周りが凝り固まり硬くなっていると、冷えや基礎代謝の低下を引き起こしやすくしてしまうことがあります。
“背中で合掌”のポーズができない人は、背中や肩甲骨周りが硬くなっている可能性があります。
現代社会では、パソコンやスマートフォンを見る機会が多く、姿勢が悪くなりがち。作業に集中してしまい、気がつくと猫背になり、首から先が前に出ているといったことが多くあります。
また、食いしばりや歯ぎしり、運動不足などでも背中は硬くなりやすいのです。
固まった背中のストレッチ方法
- 両手でタオルを持ち、肩幅くらいに広げます。
- そのまま体の前で両手を上げて、背筋を伸ばします。
※このときに肘が顔より前に出ないよう注意してください。
毎日、朝と夜に30回ずつ繰り返して下さい。特に寒いときや冷房で冷えたときは、姿勢も改善して体もポカポカしてくるのでオススメです。
呼吸方法
“背中で合掌”のポーズができない人は、呼吸が浅くなっている可能性があります。呼吸が浅くなると、体内の酸素循環が上手くいかなくなったり、疲れやすくなったり代謝が低下してしまったりします。
急にいつもの呼吸法を変えることは難しいので、1日1回から改善につながる呼吸法を取り入れていきましょう。
- 胸が膨らむように鼻から10秒かけて息を吸います。
- お腹に力を入れて、息を30秒程度かけて口から吐き切ります。このときお腹と背中がくっつくようなイメージでお腹に力を入れましょう。
1日1回から始めて、慣れてきたら10回程繰り返して行いましょう。
この呼吸法は、姿勢や体内の酸素循環が改善されるだけではなく、体幹も鍛えることができます。
姿勢が悪いと代謝が悪くなるだけでなく、肩こりや頭痛、冷えも起こしやすくなります。
今回ご紹介したストレッチ・呼吸法を取り入れて、美しい姿勢を目指しましょう!
薬剤師・大久保 愛